今年こそは絶対行くぞと決めて 行ってきました。 画家への志半ばで戦地に駆り出されて戦死、病死した学生達の遺作が展示されています。 応召の日、ぎりぎりまで自室にこもり 「後5分、後10分この絵を描かせておいてくれ」 と絵筆を動かすことを止めなかった。 「自分はこの絵の続きを描くためにかならず還ってくる」 とモデルの女性に言い残して出征した。 そして戦地ルソン島から帰ってくることは出来なかったのである・・・ このような学生の絵が展示されています。 戦没画学生の作品を展示した美術館です。 そこは打ちっ放しのコンクリートで出来ています。形は上から見ると十字の形になっています。 建物の中は窓がなく冷房施設もなく夏の館の中は蒸し暑く立っているだけでだらだらと汗がでます。 でも、入館者達は無言で絵を熱心に見ています。 暑いなどとこの画学生の作品の前では口に出すなどとんでもない、暑いと思うことすらはばかれます。 入館料はなく作品を見終わった後に出口で500円〜1000円を自分の気持ちで払います。払わないことも出来ます。 先に出口に来ていた夫が無言で私に1000円札を渡しました。自分も1000円札を握っていました。 無言館に「ありがとう」・・・そう一言行って外に出ました。 外は中の静けさとはうってかわって蝉が無心に鳴いていました。 |
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義経の来ていた鎧です。 150センチの小柄な人だったそうな。 静御前が着ていた着物。 これを着て舞ったそうです。 この窓から吉野の山をどんな気持ちで眺めたのでしょう。 義経、静御前、弁慶、後醍醐天皇、秀吉・・・・そして私 |
奈良吉野 吉水神社にて |
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マイセン・・・さざ波シリーズでございます。(爆) |
マイセン美術館 |
マイセン美術館に行きました。 手書きで下絵が同じなのに色の付け方で雰囲気が変わります。同じデザインとは思えないようなものもありました。人形やレース編みのような模様にはその技術の高さに驚かされました。じっくり見て堪能しました。 そこには裏庭があって散策してると「何かご注文はありませんか?」ってカフェの人がわざわざ庭までメニュー持って声をかけてきました。気の小さい私は「じゃコーヒーを」って注文しました。庭のベンチにコーヒーを運んできてくれました。「カップはマイセン。さざ波シリーズでございます。裏にマイセンのマークがございます。お代は900円です。」え〜〜〜〜コーヒー一杯900円。????しかも仕方なく頼んだのに。 この後、昼食の予定なんだけど。・・・・ 食前のお茶と言うことで・・・・・・・・ |
金木犀(キンモクセイ) |
仕事帰り あたりはもう薄暗い 家の駐車場に着いたε〜( ̄、 ̄;)ゞフー ドアを開けるのもけだるい やっとドアを半分開けたとき あまい香り なんだろう この香り あぁ 金木犀だ どこから香ってくるのだろう 少しあたりを見る お隣の庭 濃い緑の葉の下に隠れるようにオレンジ色の花が 玄関の明かりにぼーっと光っている 「あなただったのね」 深呼吸 固まった顔に笑顔が戻った さあ、帰ろう (2003.10 疲れて帰った日) |
まつむしそう | |
私の大好きな花です。 タカボッチと言う山があります。私が子供の頃は夏の間だけしかバスは登りませんでした。乗用車もほとんど登らず、夏以外の季節は人がほとんど踏み入ることがない山でした。 夏休みが始まっていすぐ行くと山がニッコウキスゲで真っ黄色でした。道すら見えないくらいです。 そして夏休みも終わりのころ行くと今度は山中が薄紫になっています。 その気高い色。薄紫の美しさに言葉もありませんでした。私はその時からこの色が大好きになりました。 そしてその花の名前を知りたくて、その名前がマツムシソウだったんです。 |
影富士 雲に写った富士山の影です。これがみれたのは夕方の30分間くらいでした。 |
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富士山の雲海(うんかい) | |
私は小学校の時、燕でこんな雲海を見ました。 その時、幼心にも身震いするような感動を感じました。 世の中にこんな景色があったのか。雲の上はこういう世界だったのか。 からだが雲海の方に引き込まれるように足が動いてしまうのを止めれませんでした。飛び込みたい気持ちでいっぱいでした。 気がつくと両親が私を後ろから押さえていました。 |
富士山の御来光(ごらいこう)
2003.8.25一度は登ってみたかった富士山。でもきっかけがなくて・・・。
でもついに登るときが来ました。
そして8合目で見た御来光。
正月は初日の出を見に海まで行ったのにみれませんでした。
蝶が岳の御来光も天候が今ひとつでした。
やっとやっと御来光らしい御来光に出会うことが出来ました。
久しぶりの再会でした。
この御来光がみれただけで富士山に行ったこと
もう大満足でした。
うれし恥ずかし初めての混浴(爆) | |
2003.8 |
これは白骨温泉の泡の湯です。 温泉、特に露天風呂は大好きですが、混浴というのは初めてでした。 このお風呂に入りたくて行ったのですが行ってびっくり混浴だったのです。水着とかバスタオルとか用意してきた人も居ましたが私は洗顔用のタオル一枚しかありませんでした。迷いましたがここまで来たからにはと入ってしまいました。 脱衣所と入り口は男女別々なのですがお風呂は一緒。 うかつにもこれが混浴か〜と感激して隠すのを忘れて入ってしまったのです。なんとお風呂の女性の入り口に向いておじさんがこっちをじっと見ています。入るとき全部見られてしまった。(; ̄- ̄;)そのおじさん私より前から入っていて私があがるときもまだ同じ向きで浸かっていました。その場所(特等席)を離れませんでした。 白濁したお湯で入ってしまえば見えませんが入るときと出るときが要注意です。 出てびっくり道路からも見えたんです。で写真撮っちゃいました。すごく大きな露天で写真はそのほんの一部です。 ほとんどが男性で女性は数人でした。小さいタオル一枚は私だけ。(爆) お見苦しいものをお見せしてしまいました。m(__)m |
睡 蓮 | |
2003.6.4 |
尾瀬に行ったとき「ひつじぐさ」の可憐な白い花を見ていいな〜と思いました。それから睡蓮が欲しくなりました。それを夫の友だちが聞きつけて、ある日家に帰ると我が家の玄関に置いてあったのです。それが黄色の花をつけました。この葉っぱは美味しいらしくてバッタが来て食べていきます。小さいバッタ(黄色の花の横の葉っぱに居ます。)が食事に来ているのが見えますか?(笑) 先日日ランチが終わって歩いていると花屋さんの前に睡蓮の苗が置いてあったのです。思わず買ってしまいました。花屋さんが言うには睡蓮の苗は年に1回しか仕入れなくて、なかなか出会えないとのこと。運が良かったですねと丁寧に包んでくれました。入れる鉢がないと言っているとまた夫の友だちが聞きつけて玄関の前に置いてあったのです。鉢が・・・(爆) 黄色の花の咲いてるのは花はもらい物で、鉢は古道具屋から買ってきました。葉っぱだけのは赤い花が咲く予定で、苗は私が買って鉢はもらいました。 そしてこの鉢の中にはメダカの親子が住んでいます。 |
古本屋 | |
2003/06/01 | 前から気になっていた古本屋 昔のにおいのする古本屋 ついにふらっと入ってみました。 店の奥のレジにエプロンをつけたおじさんがぽつりと座っていました。 竹下夢二の美人画集を恐る恐る差し出して 「あの〜?」 「値段が気になるんだろう?裏表紙にかいてあるだろ?」 「あっ、半額以下ですねぇ。」 「いいのみつけたね。(笑)扱いも綺麗な本だしね。」 思わず買って周りを見ると単行本もいっぱいありました。 「この文学全集買ってもらえますかね?」 「文学全集はいま売れないからね。うちも捨ててるくらいだよ。」 「そうですか。捨てるのはおしくて。どっかも貰ってくれないでしょうかねぇ。」 ・・・・・ そんな会話を聞きながらじっくり見て単行本も数冊買いました。 なんだか嬉しい時間でした。 帰りの電車で我慢できなくて画集見ました。 彦乃亡き後の夢二の人生は余生でした。 彦乃と共に夢二の心も死んでしまったのです・・・・・ 夢二と彦乃の恋切なくて・・・胸が痛くなりました。 まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひは月もでぬそうな |
花祭り | |
2003/03/01 | ケーナの「花祭り」を2枚のCDで聞き比べています。 同じ「花祭り」なのに印象が全然違うんです。 一枚はゆったりとした感じの癒し系。 疲れて帰ってきてコーヒー飲みながら聞くのにぴったり。 もう一枚は軽快で踊り出したくなるよう曲想です。朝の目覚めにぴったり。 朝、ヘッドホンをつけながら「花祭り」の軽快なリズムに合わせて思わず腰を振る母を、不気味そうに見つめて立ちつくす娘が・・・・・・ ヘッドホンはずして聞かせてあげると一緒に腰を振って踊ってくれました。 めでたし!めでたし! ふ〜〜〜〜〜っ! |
いかの夫婦 | |
2002/11/29 | <イカの夫婦は悲しいよ。 寄り添って夜明けの海を泳いでた。 妻が網にすくわれた。 夫は自分から釣り船に向かったよ。 悲しい妻の声に引き寄せられて 夫は妻の元へ行く。 二人並んだ甲板で 墨を吐く元気もなく横たわった。 イカの夫婦は悲しいよ。 今では二人 私のお腹の中。 胸がちくんと痛い (三方五湖旅行) 明け方の漁の船に乗せてもらいました。 イカはつがいで泳ぐって知りませんでした。 一匹捕まると、もう一匹は自分から船のそばに来てしまうんです。 50センチくらいの大きなイカが2匹定置網の中で寄り添って泳いでました。 取ったイカ持っていきなって持たしてくれました。 大きな保冷バック2個に一つずつ入れて持って帰りました。 |
アンデスの風 | |
2002/11/19 | 夏山の雪渓を降りて来る風。冷たくて肌寒いくらいの涼やかでややしめった風です。言葉で伝えるのは難しいのですが凛とした気持ちになる風です。体中が浄化されるよう感じ。 しばらく忘れていた感じがよみがえりました。 何十年ぶりの同窓会。気持ちよく飲んでしゃべって帰りの電車の中で余韻を楽しみながらうとうと。電車の揺れが本当に気持ち良かった。 まだ半分うとうとしながら駅を降りて歩いていると、あの忘れていた風が吹いていたんです。 目が一気に覚めました。 あー、懐かしい。 こんなビルの間なのに。あの風を感じました。冷たさといい吹いてくる感じといい、ずっと忘れていたあの感じです。 そしてそこにケイナ、ケナチョ、サンポーニャの生の音色。〜♪ 動けなくなってずっと聞いていました。 目をつぶるとまるであの夏山の感じがよみがえってくるんです。 胡弓に感激した私でしたが、このケイナの音もそれに負けないくらいの憂いがありました。たぶんあの風のせいだったと思います。今までケイナの音を聞いていいなとは思ってましたが、こんなにジンとは入ってこなかった。 なんだかとても幸せな気持ちになりました。〜♪♪ |