ひげやんの富士登頂記    

 ひげやんの引用許可済みです。すばるこ 

富士登頂記 投稿者:ひげやん 投稿日:2003/09/02(Tue) 23:43:11    

囲炉裏山岳隊登山計画
8月24日、25日と2陣に別れて富士山頂・・・の予定^^;

第1陣は24日8合目にて山小屋泊
夕日&ご来光を見る。
25日
第2陣と合流予定。富士山頂登頂。夕刻下山予定・・・^^;

隊員
みぃこ
すばるこ
とど太郎
あみえ(後方支援部隊^^)
ひげやん
そら八(ドタキャン)

 ← アホ?3人組の影法師  どれが誰でしょう?(爆)
←ひげやん(アホの師匠?)   ちょっと格好よすぎるけど著者だからヨイショ(爆)。

さて第1陣は(美人&登山初体験者)
24日東京駅に早朝集合。
三島まで新幹線利用。
(あみえは余程この3人を、アホだと思ってるのか、三島まで同行。折り返し東京まで帰る)よくよく考えると、幼稚園児の遠足に、幼稚園児が付き添ったようなものだと・・・・・

三島からバスにて富士宮5合目まで、おき楽3人組は車中でもワイワイガヤガヤ、遠足気分で盛り上がってたと思う・・・・(想像)
(この後起きる悲惨な出来事は予想できないだろう・・・・)

1時30分頃?いよいよ登山開始!!
スタイルだけ見れば、いっちょ前のアルピニスト・・・・・
順調に高度を稼ぎ、六合、七合と登る。
そのあたりから、とど太郎酸欠の金魚のごとく、お口パクパク、足取りも重くなり始める(想像)
第2陣出発のひげやんは、今頃は8合目で楽しくやってると思い込み、みぃこにTEL。返ってきた返事は「まだ8合目目指して登ってる」との返事・・・
時刻は6時半
その時はひげやんも、事の重大さには気づかず「まだぁ〜〜〜?」くらいにしか思ってなかったようで・・・・
とど太郎の事も聞いていたのですが、本来アホなひげやんは「ま、1日寝れば元気になるでしょ」くらいにしか思ってなかったのです・・・

宝永山を右手に見ながら登りました。
その時は次の日この山を下ることになるとは夢にも思いませんでした。「あの山きれいだね〜。いつかあそこも行ってみたね。」などとのんきなことを言って眺めていたのです。いつかではなくて次の日にあの山に行くとは知らず・・・・・!( ̄∇ ̄ ;)
宝永山に斜めに道が見えますがこの道を暗闇の中アホ4人組は下ったのです。

25日
*第2陣で出発予定のそら八は、普段の行いが悪いのか、はたまたパチンコで費用使い果たしたのか・・・・残念ながら参加できず・・・

8合目の山小屋に宿泊中の3人
とど太郎は疲れからか少しは睡眠をとった模様。
すばるこは・・・(後に判明、かなりアホらしい・・・)爆睡
みぃこは、元来の清潔好きのせいか、シャワーも浴びられず雑魚寝状態では、ウトウトした程度で朝を迎える。
(すばるこは早朝ご来光登山の1行に、体を踏みつけられたらしい・・・本人激怒^^;)
←宿泊  ← 御来光 

とにもかくにも、
2日目午前7時山小屋を追われるがごとく、3人は出発

一方ひげやんは、あみえに東京より車にて富士宮5合目まで、連れて行ってもらう。お抱え運転手付きのVIP待遇^^
本来ならそら八と珍道中の登山も、1人淋しく6時30分登頂開始。
それを見送るあみえは、どこか陰があるひげやんには、孤独が似合うなと思う・・・・(尚あみえは1人で皆の下山まで、下で待機!お疲れ様ですm(__)m)

体調もよく高度を稼ぎ、追いつくとしたらこの辺りだろうと、想像しながら9合山小屋を目指す。ひげやんは皆に会うのは始めて。みぃことの約束どおり、囲炉裏山岳会の旗が「幸せの黄色いリボン」のごとくはためいているのを想像しながら・・・・(そんなわけないかぁ〜〜)

8時45分、9合山小屋到着
山小屋周りを探すが、それらしき3人組は発見できず。
念の為山小屋の中に入ってみると、後ろからどこか聞き覚えのある声間抜けな声・・・ん???・・みぃこ??振り返るとアホ面の3人組がコーヒーを飲んでる・・・
そのうち1人は・・・・デカイ!!丸々と・・・・・とど太郎か、アザラシたまちゃんか・・・
確信したひげやんはそれでも間違いだと失礼なので、「すみません、もそかして・・・」と声をかけると、アホみぃこは・・・ナンパでもされたと思ったのか、ポカンと口をあけまるで鳩が豆鉄砲状態!!!
ひげがおが声をかければ、わかれよな・・・・・
ひげやんだと名乗るとやっとわかったようで、九合で無事みぃこ、すばるこ、とど太郎、ひげやん合流。

9時山頂めざし1同出発
しかし、とど太郎の疲労激しく、足は前に出なくなる。どうやら高山病にかかったらしい。
あみえに貰った酸素をしきりに吸うが効果なく、前もってあみえにから預かっていた薬を飲む。しかし効果は無くしだいに意識がなくなり始める。
高山病の知識があれば、ここで下山を勧めていたのだが、残念ながらその知識無く、山頂を目指すとど太郎の根性に感心しながら、1同励ます・・・・
九合5尺あたりで、下山してる年配の女性が「山頂で20分くらい寝たら楽になったよ〜〜」と話し妙に納得した3人は、「山小屋で寝たら楽になるから」ととど太郎を励まし

12時30分、富士山頂登頂!!

(後に高山病に詳しいあみえに聞くと、それがまずかったらしい・・・高山病の場合、すばやく下山させなければ、ますますひどくなるらしい・・・)

とど太郎「写真撮って〜〜」と持参のカメラをひげやんに渡し、鳥居の前で「はい!ポーズ」・・・・・
何と言う根性・・・・・・

山頂ではとど太郎ほとんど意識無く、爆睡・・・・
その間残り3人は山頂でおもいおもいに、富士を満喫^^
   
ひげやんの持ってきてくれたおにぎり美味しかった。
とど太郎ちゃんは無意識の中でもおにぎりだけは食べてたよ。
水も重いのにたくさん持ってきてくれたね。

1時30分
いよいよ下山開始!

本日はこれにてお時間となりました^^;
続編をお楽しみに^^;

たぶん書くと思う・・・・・・

富士登頂記 続編 
投稿者:ひげやん 投稿日:2003/09/12(Fri) 23:28:19  
さぁ、いよいよ下山開始。トドのように、はたまたアザラシのように寝てる、とど太郎を起こすも目を開けず。
とど太郎の体を起こし、ひげやん顔をめがけて思い切り平手打ち3発!
富士山頂に乾いた音がこだましたそうな・・・・・(ひげやん談、気持ちよかったよぉ〜〜〜)
とど太郎どうにか目を開けるも、意識なし!
指を2本差し出し「何本?」と聞くも反応なし!
何度も繰り返すうち「2本」と蚊のなくような声・・・・
このとき3人はやっとことの重大さに気づき、どうしても下山させなくてはとあせる・・・・
アホな3人は少しは頼りになるあみえに、しきりに連絡をとるも電波状態が悪く連絡とれず。
それからはほとんど意識の無い、とど太郎を抱えながらどうにか、8合目まで下山、山小屋の電話であみえに連絡。
その頃には、とど太郎視力も無い様子であみえに話すと、それは高山病特有の症状との事。
高度が下がると症状も軽くなるからと聞き、一同・・・・ホッ




ここでありがたいひげやんのお言葉紹介
「アホは高山病にかからないんだぞ。」
とど太郎とみぃこは高山病にかかりました。ひげやんは全くその気もなし。ずばるこ軽い頭痛ていど。
妙に説得力のあるお言葉でした。ここで私はアホ道の師匠ひげやんの門下に認められたのです。
「アホ道はきびしいぞ。」「はい師匠付いていきます。」

ここで山小屋の主人のアドバイスで、
下山ルートを変更。
(計画では御殿場口に下山)
急遽富士宮口にショートカットし、下山する事になり御殿場口で待つ、あみえに富士宮口に回ってもらう。
一同とど太郎を早く下山させなくてはと道を急ぐ。
この時、途中で暗くなるのを覚悟。
宝永山別れで日が落ち、あたりを暗闇が包む・・・・
この頃からみぃこの様子が・・・・どうやらみぃこも高山病にかかったらしい。それに膝もかなりいためてる様子。
それでも一人で頑張っている姿が痛々しい。
一方すばるこ・・・・こりゃ、ばけものだな・・・・とど太郎を抱えながら、優しく時には子供を叱るようにとど太郎を励ましている。
凄いの一言・・・・女尻???じょけつ?・・・・^^;
←あの〜〜。私はか弱い女です。よく見た?
ガラ石の急坂をすべるように、どうにか宝永火口にたどり着く。
あたりは暗闇。星が無数に輝き、火星がひときわ輝きを放つ。
ここで思わぬアテント!ん?アクシデント・・・・
火口は平らなため、踏み後だらけ・・・・

下山道を見失う・・・・
この時後から来た若者三人組に出会い、聞くと同じ富士宮新6号に下山するとの事。全員・・・・ホッ
しかぁ〜〜〜し、この三人も下山道がわからず、一同はここで夜明けを迎える事を覚悟!
30分くらいたっただろうか?とど太郎が
「下山道発見!!」
やったね〜〜あんたは偉い!とど太郎決めるところは決めるじゃん!!
ん????意識&視力は??あったのか???
どうやらほとんど無意識で発見したみたい^^;野生に近いって・・・いいな^^
ここからは若者も一緒に7名順調に高度を下げる。

21時30分
一同全員無事あみえの待つ富士宮登山口に下山。
この時のあみえの笑顔は・・・天使のような、女神のような・・・・暗闇で見えなかったが・・・・・
懐中電灯持ってこないからだよ。私は持ってたからしっかり見たよ。女神様だった。m(__)m

全員無事だったことに、感謝したのか皆・・・・「イエス様、感謝いたします」と言ったとか言わなかったとか・・・・



とど太郎は東京に帰る頃には食欲も出、次の日には回復した様子。
みぃこはしばらく体調が悪いと聞く。
すばるこ・・・元気元気、アホのように元気!なんなんだぁ〜〜??
←師匠何をおっしゃる
あみえ・・・ただひたすら待つ女って・・・・辛いわぁ〜〜〜
ひげやん、しばらくとど太郎に抱きつかれる夢にうなされる・・・
そら八、やけ酒、二日酔い・・・・

今回の富士は無謀なところもあったことは確かでした。
しかし全員が無事下山できた事で、色々と学ばせてもらった登山だったと思います。仲間を信じる事と、頑張りに感謝


皆さんお疲れさんでした〜〜〜〜

おわり