hosikuzu 備忘録


2007年9月6日(木)
ブロードウェイ・ミュージカル  I do! I do! 〜結婚物語〜

I do! I do! 〜結婚物語〜

クリームエンタテイメント
作■トム・ジョーンズ/音楽 ■ハーベイ・シュミット/翻訳 ■勝田安彦/演出 ■山田和也 

出演■村井国夫・春風ひとみ

 夫婦や親子の愛情を描く、実力派二人のミュージカル!
 <みどころ>
 アメリカのどこにでもある普通の夫婦の生活を、村井国夫と春風ひとみの二人の出演者、そして2台のピアノで描きます。
初演から40年以上経てなお新鮮な夫婦の物語。


台風の中演劇を見に行きました。でも、それだけの甲斐はありました。
詳しい感想は後ほど〜〜とりあえず記録〜〜

2007/08/31
日展百年 国立新美術展

1文展 
新しい発表の舞台として誕生した文展(文部省美術展覧会)は、美術の登竜門として、当時の美術家の創作意欲をかきたてました。文展は秋の一大イベントとして、国民の大きな関心の的となり、数々の名作が生まれました。 


2章 帝展
帝展(帝国美術院美術展覧会)では、綺羅星のごとく優れた作家が登場し、新しい世代による佳麗な作品が見られました。それまでの日本画・洋画・彫刻の3部門に、工芸部門が加わり、内容も充実していきました。

3新文展
帝展の改革という混乱を経て、新文展(文部省美術展覧会)が始まりました。それまで他の展覧会に出品していた大家たちも参加し、わが国の美術の祭典としてバラエティに富んだ作品が話題を呼びました。

4日展
焦土と化した日本の希望の象徴として、戦後いち早く、日展(日本美術展覧会)が始まりました。以来、美術界の中核として存在し、多くの巨匠を輩出してきました。本年から発表の場を国立新美術館に移し、今後の活動も期待されます。

2007/08/24
白石 康次郎 さんの講演

2007/08/24 22:31:11    [削除] 
 単独世界一周ヨットレース「5OCEANS」クラス I に日本人初挑戦。して2位になりました。
5月にゴールしたばかりです。

白石さんの講演を聴きました。
ヨットレースなんて言うから、どっかのお金持ちの坊ちゃんかと思ったら全然違いました。
ごく普通というか、厳格な父と古風な祖母に育てられた普通の家庭で育った人でした。

どうしてヨットに乗ることにしたのかとか、そのいきさつが面白かったです。
鎌倉の海を見ていて海の向こうに何があるか見たかったから・・・それだけで高校も三崎水産高等学校に進学しました。
その後、ヨットの師匠やヨット親方との出会い。

高校では怒られたことはない、でも叱られた。なぐられた。
一歩間違うと腕や指が飛んでしまう。だからなぐって、そのことを教え込む。
教えない罪というものがある。だから真剣になぐって教えられた。

ヨットの師匠は何も自分からは教えてくれなかった。でも、それ以上の事を教えくれた。天才的な生き方。欲とか名誉とかに惑わされないことで、正しくものを見極める。
師匠と親方と先生は違うと・・・


夢を諦めなければ、かなう。
スポンサー集めの苦労話。
本当に叶えてしまった。スゴイ!

ヨットレースの中で、赤道で波が何もなくなった日の夜の話がありました。
まったく波がなくなって海面が鏡の様になるのだそうです。
夜になると水平線まで星☆.。.:*・゚☆.。 360度周りが星だらけ。
しかもその鏡の様な海面にその星☆.。.:*・゚☆.。 が映って、上も下もすべってまわり全部が星になるのだそうです。

想像しただけでも、身の毛がよだつようです。素晴らしい!!!!!
そんな光景見てみたい。

印象的な話ばかりで、その生き方にも感銘を受け夢中になって聞き入ってしまいました。

http://www.kojiro.jp/profile/index.html 

2007/06/27
 私の青空

「私の青空」
キャスト
高橋和也 藤谷美紀 加藤剛 宍戸開

映画、「日本の青空」を昨日仕事帰りに見ました。
前売り券を買ってあったので、楽しみに行きました。

日本国憲法はポツダム宣言に基づいて連合軍の総司令部(GHQ)が起草した「日本国憲法草案」を基礎に制定された。
それは当時の日本政府が「ポツダム宣言」の求めた平和主義と民主主義を日本に確立するために必要とされる憲法を制定しようとしなかった事に起因している。

日本政府の草案に呆れて秘密の家にGHQが急遽、草案を作り直したことは知っていた。その草案づくりの記録が詳しくほとんどそのまま残っていた。それをもとに作った、その草案づくりの緊迫して熱のこもった議論の再現を見た事がある。そのときすごいなと感じたものの。
日本にそういう草案を作る力がなかったことを悲しく思った。

ところが、そのGHQの作った草案は日本人の作った草案を“手本”としたと言うのです。
その草案を作ったのは憲法学者・鈴木安蔵でした。
しかも、その鈴木安蔵は治安維持法で捕まった第一号でもありました。3年もの間投獄されてました。

鈴木安蔵氏が起草した「憲法草案要綱」をGHQは英訳し、それをつぶさに検討して参考にしたのだそうです。
それはほとんどそのまま起用されたのです。

よく、今の憲法は日本人が作ったものではない、押しつけられた憲法だとか言っていたが、実はこれは日本人自身が起草したものだったのです。

私は、素晴らしい九条をもつ憲法が日本人の起草だったことを誇りに思います。
それにしても、憲法学者鈴木安蔵という人はすごい人です。

この映画を見たことで、私の憲法に対する思いがまた一つ変わりました。

そして、今の平和憲法、特に九条を守っていく事の大切さを再認識しました。

くたくたに疲れていましたが、見た後何となく気持がすっきりして帰宅の足取りも軽くなりました。

2007/04/08
敬愛なるベートーベン

「敬愛なるベートーベン」はどうしても見たかった映画です。
見逃したくないので見に行ってきました。

昨日は帰宅時間と上映時間が合わなくて「マリー・アントワネット」を見たのですが
本当は「敬愛なるベートーベン」が見たかったのです。
これは、満足でした。

交響曲第9番がの出来る様子と、初演の日が話の中心です。
自筆譜からパート譜を写し取る写譜師(コピースト)に、才能あふれる作曲家志望の若き女性アンナががやってきます。
女性を蔑視するベートーベンでしたが、アンナの並はずれた読譜力を見抜き、重要な仕事をゆだねます。
初演の日、聴覚障害に悩まされていたベートーベンは、自分で指揮棒を振る事が出来ないと怖じ気付きます。その時アンナがオーケストラの団員の中に座り、テンポを送りベートーベンは見事にタクトを振り終える事が出来ました。
その第九の合唱のシーンが圧巻でした。
素晴らしくて、オーケストラのコンサートに来ているようでした。
ここは台詞なしで、演奏シーンが10分以上続きます。
私はもっと聞いていたかった。
素晴らしかったです。

2007/04/07
菜の花らぷそでぃ

青年劇場
原作:山下惣一「身土不二の探求」

佐賀県唐津市の郊外。代々専業農家を守り育ててきた稲葉家。息子の大地は農業を継がなかったが、農業を諦めたわけではない。村を活性化しようと新しい観光業=グリーンツーリズムにとりくみ、その第一歩として「朝採れ野菜の産直」企業を興し、今や年商一億と絶好調。そんな息子の行動力に感心しながら、鉄人は賛同は出来ない。百姓の志が微妙に違うと感じるからだ。そこへコンビニ依存症の高校生が絡み、大地を訪ねてアメリカから恋人が現れ、さらに鉄人が百姓を続けられるかどうかの瀬戸際に追い込まれる事件が起こって、村は上を下への大騒ぎ! 

青年劇場
原作:山下惣一「身土不二の探求」

佐賀県唐津市の郊外。代々専業農家を守り育ててきた稲葉家。息子の大地は農業を継がなかったが、農業を諦めたわけではない。村を活性化しようと新しい観光業=グリーンツーリズムにとりくみ、その第一歩として「朝採れ野菜の産直」企業を興し、今や年商一億と絶好調。そんな息子の行動力に感心しながら、鉄人は賛同は出来ない。百姓の志が微妙に違うと感じるからだ。そこへコンビニ依存症の高校生が絡み、大地を訪ねてアメリカから恋人が現れ、さらに鉄人が百姓を続けられるかどうかの瀬戸際に追い込まれる事件が起こって、村は上を下への大騒ぎ! 

佐賀県唐津市で専業農家をいとなんできた稲葉鉄人。だがこのところの農業離れや不況の為か、農業を取り巻く状況は一向に良くならない。そんな中、鉄人は「身土不二」という言葉のルーツを探るのに夢中だ。息子の大地は農業を見放したのか、佐賀で農業大学校の講師をやっている。ところが、その彼が仲間たちとグリーンツーリズムによって村の活性化を図ろうとしていた。それを知った村人たちは大反対!「観光と自然は相反するもの」「先祖代々の土地を好き勝手に出来ると思っているのか!」と村中の反発を受けながらも戦おうとする若者達。さらには、農家を知らないホームスティの農業高校生や大地の恋人がアメリカからやってきたりと稲葉家は大騒ぎ。果たして・・・


「身土不二」との出会い 高橋正圀
以前、NHKのトーク番組「十代の言い分・食生活編」を見て、ショックに近い感情を味わった。 のっけから、朝昼晩とコンビニの納豆おにぎりばかり食べている子が登場して度肝を抜かれる。チョコレートが主食の女の子も いた。保存料が入ってない食品は逆に不安だという子、親と一緒に食事ができない子も多い。食事は家族の団欒というのは、 旧世代の幻想にすぎないのか。もはや副食だけではなく主食までコンビニに依存している若者たちの現実に、しばしボーゼンと なったものだ。
 時を前後して、山下惣一さんの著作「身土不二の探究」に出会った。人間はその土地で育ったものを食べて生活するのが最善と する考え方で、どこで採れたかわからない食材を使っているコンビニ食品とは、余りにも次元が違いすぎて、しかし、同じ国で 同時に進行してるんだという現実が、今回の大きなモチーフになっている。

2007/01/31
宴会泥棒  劇団NLT

宴会泥棒を見ました。ストーリーが楽しくて、疲れていたのにおめめパッチリ寝ませんでした。(*^^*ゞ
林 与一が翻訳コメディは初挑戦と言う事でしたが素晴らしかったです。主人公レオニーダ・パパガットー役がぴったりでした。
最後に舞台挨拶があるのですが、その時に出演者が小さな花束を投げました。私は前の方の席だったので、私の所にそれが飛んできたんです。ゲット
幸運でした。演劇も楽しくて、花束ももらって何か幸せな気分で帰宅しました。

●宴会泥棒    〜残りの人生もあなたと〜   劇団NLT 上演時間2時間30分
原作・・・Giulio Scarncci Renzo Tarabusi
演出・脚色・・・ 釜 紹人
客演・・・ 林 与一   旺 なつき

●STORY
失業者が溢れるナポリの下町。度重なる家賃滞納から、パパガットー一家は、立ち退きを迫られている。当主レオニーダは「宴会泥棒」という奇妙な仕事で家族を養っている。

彼は、燕尾服に身を包むと、貴族に成りすましては、招待されてもいない宴会に出席し、料理や酒をちょろまかし、それを売りさばいている。
が、売り上げは下降の一途.

一計を案じた彼は、宴会で知り合った本物の貴族から金を搾り取ろうと、詐欺まがいの慈善活動を持ちかけるが、彼らの財布の紐は意外と固い。

ところが、件の貴族の息子が、殺人事件を起こして、パパガットー一家に逃げ込んで来る。多額の謝礼を当て込み、起死回生を狙うレオニーダは、彼を匿うことにするのだが・

一計を案じた彼は、宴会で知り合った本物の貴族から金を搾り取ろうと、詐欺まがいの慈善活動を持ちかけるが、彼らの財布の紐は意外と固い。

ところが、件の貴族の息子が、殺人事件を起こして、パパガットー一家に逃げ込んで来る。多額の謝礼を当て込み、起死回生を狙うレオニーダは、彼を匿うことにするのだが・

2007/01/08
硫黄島からの手紙

重い映画でした。
第九条は守らねば。


■スティーブン・スピルバーグ(製作)からのビデオメッセージ:
この二部作を製作できてとてもうれしく思っています。第二次世界大戦について深く知るにつれ、あの時代に生きた人々の物語に胸を打たれます。『硫黄島からの手紙』は荒涼とした、あの島での激戦を日本兵の視点から語っています。彼らの思いや希望、そして願いを世界に伝えようとしているのです。この二部作は、あの島で散った双方の兵士たちに敬意を捧げるものです。これは61年かけて明らかにされた物語です。私も役割を果たせ、とても誇りに思っています。みなさんはどう感じられるのでしょうか?


■渡辺謙から最後にメッセージ:
今スピルバーグ氏が話したように、僕たちこの映画に関わった者すべてが、硫黄島から1通の手紙をもらったように思います。それを一生懸命封をあけて、そこに書いてあることを読み取ろうと思い、そしてこの映画が出来上がりました。最初この映画のタイトルは「Red Sun Black Sand」(「赤い太陽、黒い砂」)でした。確かに英語的な響きは良いのですが、この映画が、少ない生存者しか残せなった硫黄島で手紙だけが、物語を語る術だった、そういった意味で『硫黄島からの手紙』というタイトルになるべくしてなったんだと思います。僕たちが一生懸命開けた手紙を、今日皆さんにようやくお届けすることができました。ぜひ、この手紙を大勢の方に皆さんの手から届けていただければと思います。

2007/01/06
 オペラ座の怪人

 劇団四季の「オペラ座の怪人」を見てきました。

劇団四季を見たのは初めてです。
前から念願の劇団四季
「オペラ座の怪人」
浅利慶太企画ー制作
を見れたのは感激でした。

スケールは映画に負けますが、生の声はよかったです。
舞台装置も工夫されていて、なるほどと関心することがありました。

何度も聞いていた歌なので、うっとりとききほれてしまいました。
CDは英語ですが、歌詞は全部日本語になっていました。
なるほどそう言う意味だったのかと、もう一度感傷に浸って聞きました。
 

2006/12/25
武士の一分(いちぶん)

仕事適当に切り上げて見て来ちゃいました。(*^^*ゞ


■監督:山田洋次 ■原作:藤沢周平
■出演:木村拓哉、壇れい、笹野高史、小林稔待
     緒形拳、桃井かおり、坂東三津五郎


譲らない心。譲れない愛。
人には命をかけても守らねばならない一分がある。

三村新之丞(木村拓哉)は、最愛の妻、加世(壇れい)とつましく暮らす、海坂藩の下級武士。「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」、見果てぬ夢を語りながらも笑いの絶えない新之丞の平和な日々は、藩主の毒見役をつとめて失明した日から暗転する。

そんな彼をsらに絶望の淵に追い詰めたのは、妻への疑惑。言葉巧みに言い寄る上士、島田藤弥(坂東三津五郎)が仕掛けた罠に加世は落ちたのだった・・・。

義を重んじ、卑怯を憎む侍としての「心」と、ひとりの男としての「愛」の狭間で、新之丞の怒りは激しく燃え上がり、「一分」をかけた復讐を心に誓う。しかし島田は藩内きっての剣のつかい手。新之丞の無謀な果し合いに勝機はあるのか、そして失われた夫婦の愛情は再び取り戻せるのか・・・。

2006/12/11
詩人の恋  加藤健一事務所 上映時間2時間15分 

今日はとても忙しい日でした。
いつもよりも30分早く出勤。
その後ほとんど休む間もなく6:30頃までフル回転。

それなのに今日は演劇の日。少し遅れて会場に着きました。
やっと着いて席に着くとどっと疲れがでて、ウトウト・・・

休憩時間にコーヒーを飲んで気持ちの建て直し。
前半でちょっと寝ちゃったせいか、コーヒーのせいかすっきりして後半集中することができました。

シューマンの連作歌曲「詩人の恋」の歌詞と曲のレッスンにあわせて二人の気持ちが動きます。
二人の、ユダヤ人としてのつらい過去や思いが「詩人の恋」の歌詞に重なります。
加藤健一さんと畠中洋さんは二人ともピアノを弾き歌います。
それはとても演劇とは思えないほど素晴らしいものでした。
ドイツ語で歌い、その詩を訳しながら意味を追求する・・・
二人芝居ですがとても中身の濃い素晴らしいものでした。

加藤健一さんはこの二人芝居のために、4年間2時間のピアノと歌のレッスンをやったのだそうです。
忙しかったけれど行ってよかったです。 

2007年9月1日(土)
トスカ

11月5日
楽しみにしていた「トスカ」を見に行ってきました。
日本公演最終日でした。
プッチーニ 「トスカ」ハンガリー国立歌劇場 全3幕

トスカを見るのは初めてでした。
アリア「妙なる調和」     カヴァランドッシ(マリオ)
2重唱「二人の愛の家へ」   カヴァランドッシとトスカ
アリア「行け、トスカ」    スカルピア
アリア「歌に生き、愛に生き」 トスカ
アリア「星もひ光りぬ」    カヴァランドッシ
オーケストラの演奏もよかったです。

トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」がよかったです。
もう一度じっくり聞きたかったな。

CD買ってくればよかったかな?うちにあったかな

■あらすじ

 画家カヴァラドッシが、教会でマリア像を描いていると、友人のアンジェロッティが脱獄して助けを求めてくる。カヴァラドッシは、自分の別荘を隠れ家として提供する。
 脱獄犯アンジェロッティを追う警視総監スカルピアは、カヴァラドッシに疑いを持つと共に、彼の恋人で以前から思いを寄せているトスカを、この機会に奪おうと策略をめぐらす。
 スカルピアはカヴァラドッシを捕らえ、トスカの前で厳しい拷問に掛ける。愛するカヴァラドッシが苦しむ姿に耐え切れなくなったトスカは、ついに、アンジェロッティがカヴァラドッシの別荘に隠れていることを告白してしまう。カヴァラドッシは、脱獄犯をかくまった罪で、死刑が決まる。
 カヴァラドッシを助けたければ、自分のものとなれとスカルピアに言われたトスカは、言うなりになる振りをしてカヴァラドッシを助けようとするが、屈辱に耐え切れず、「これがトスカの接吻よ」と叫んで、スカルピアをナイフで刺し殺してしまう。
 警察署の塔の上では、カヴァラドッシの銃殺刑が行われようとしている。トスカは、スカルピアに書かせた通行所をもって、カヴァラドッシと共に逃げようとするが、カヴァラドッシの銃殺は決行され、絶望のあまり、トスカは塔から身を投げる。

http://www11.ocn.ne.jp/~sisd/opera.tosuka.htm

2006/10/19
ゲド戦記 宮崎 駿

http://www.ghibli.jp/ged/

テルーの唄

夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼
休めることもできなくて
心を何にたとえよう 鷹のようなこの心
心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを

雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている
花はきっと切なかろう
色も霞んだ雨の中 うす桃色の花びらを
愛でてくれる手もなくて
心を何にたとえよう 花のようなこの心
心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを

人影途絶えた野の道を 私と共に歩んでる
あなたもきっと寂しかろう
虫のなく草原を ともに道行く人だけど
絶えてもの言うこともなく
心を何にたとえよう 一人道行くこの心
心を何にたとえよう ひとりぼっちの寂しさを

荻原朔太郎 「こころ」

こころをば なにに たとへん
こころはあじさゐの花
ももいろに咲く日あれど
うすむらさきの思いではかりはせんなくて。
こころはまだ夕闇の園生(そのう)のふきあげ
音なき音のあゆむひびきに
こころはひとつによりて悲しめども
かなしめどもあるかひなしや
ああこのこころをば なにに たとえん。

こころは二人の旅と
されど道ずれのたえてもの言うことなければ
わがこころはいつもかくさびしきなり。

2006/10/11
黄金色の夕暮れ

9月19日に見ました。
仕事帰りで恐ろしく疲れていて、前半ははねてしまいました。・・・
幕間にコーヒー飲んで後半はばっちり見ました。(*^^*ゞ

劇団俳優座の舞台に山田太一作品が初登場!

日本の「いまの娘」「いまの息子」「いまの妻」「いまの夫」「いまの母」
をふた組の〜家族の絆〜をとおしてさわやかに描きます。 
俳優座公演 黄金色の夕暮れ 作・山田太一
演出・安井武

あらすじ
 私たちが抱いている家族観はことによると狭くて、あらかじめ諦めすぎていて、多くの可能性に目を閉じているのかもしれません。
 これは、ある銀行員の一家と地検検事の家族とのふた組の家族の物語です。ちょっと、可笑しくて風変わりですが、まぎれもないいまの日本を生きる私たちの舞台を目指しています。
 終幕には、家族にはこんな可能性もあるかもしれないと、観て下さっている人々の胸がふくらむような作品にならないかと思っています。
 山田太一


キャスト

中野誠也・遠藤剛・田中壮太郎・遠藤かおる・田中美央・濱野基彦
川上夏代・川口敦子・四本あや・久保田涼子・森尾舞・


「黄金色の夕暮れ」

作 山田 太一
演出 安井 武

俳優座    上演時間2時間10分

ものがたり
 舞台は郊外の瀟洒な家の居間。
ある銀行の支店長(花岡雅之)と妻(睦子)、OLの娘(智子)、大学生の息子(一也)、そして支店長の母(八重)が住んでいる。智子は他人のことは無関心、一也はエリートサラリーマンの父に劣等感を持っていて、屈折した日々を送っている。最近同居しはじめた八重はこの家族の雰囲気になじめないでいる。
 外目には幸福そうな家族に見える花岡家だが、ある日不正融資事件で地検の家宅捜査を受ける。パニクに陥る
家族。
一方、家宅捜索に来た地検の検事(内田隆史)は一也と自分の娘(香)が一緒に写っている写真をみつけ、動揺する。
そして・・・・

2006/10/11
ベルギー王立美術展 A

「イカロスの堕落」

「光の帝国」 

「読書する婦人と少女」


「イカロスの堕落」 ピーテル・ブリューゲル 

イカロスは父と共に幽閉されていたのですが 
父が作った羽根を突けて脱出をはかります。 

イカロスは羽根を付けて空高く飛びます。 
父の注意を聞かず天のも登りすぎたイカロスは 
蝋で固めた羽根が溶けて 墜落してしまいます。 

この絵はなんと主役のイカロスが右端の海の中に足だけが出ているんです。そして農夫はそれに無関心で農作業と続けています。 
これは死は日常の中に身近にあると言うことを示唆しているのだとか。イカロスの足注意しないと見逃しちゃいそうでした。(*^^*ゞ 

 
「光の帝国」  ルネ・マグリット 
これは綺麗で不思議な絵です。 

夜の家には灯りがともり、水に反射して揺れめいています。 
うっそうとした木々は真っ黒いシルエットを見せています。 
それなのにそのまっ黒な木々のシルエットの後ろは、明るい昼間の青空なんです。 
真っ青な空に白い雲が浮かんでします。 
よく考えると えっ? 絵っ? 

でも見ているとそれが違和感なく、調和しています。 
光と闇を時間を超えて融合させた感じでした。 

「読書する婦人と少女」  テオ・ファン・レイセルベル 
画家の娘と妻の絵です。 
点描で描かれていてそれでいて細かい表情もでています。 
色を混ぜてないので明るくて、フワット優しい感じです。 
これも印象に残った絵でした。 

2006/10/11
ベルギー王立美術展

「聖ベネディトゥスの奇跡」

猿の宴

花と果実

昨日は前から行きたかった美術展やっと行って来れました。 
休日のわりにはゆっくりと見ることが出来ました。 
まるで情景を目の当たりにしてるような生き生きした絵が多くて、近くで見たり離れてい見たり。 

私が興味を持ったのはルーベンスの「聖ベネディトゥスの奇跡」です。 
聖人ベネディトゥスに王の服を着せた家来やり、欺こうとしました。 
これををベネディトゥスが見破った瞬間の絵です。 
このルーベンスの絵をドラクロアが模写してるのです。 
ルーベンスとドラクロアの2つの作品が並べてありました。 
大きな作品なので何度も行ったり来たりして見ました。(*^^*ゞ 

それから ニコラース・ファン・フェーレンダールの「猿の宴」も気にいってじっくり見ちゃいました。 

この猿たちは色んな感覚を象徴しています。


それから花好きの私が見とれたのはアブラハム・ブリューゲルの「花と果実」その色鮮やかさにしばし見とれました。 


2006/10/06
テルーの唄を聞いて歌詞がじーんとしみました。

テルーの唄を聞いて歌詞がじーんとしみました。
それがゲド戦記の歌と聞いて見たくてやっと見に行ってきました。

解説: アメリカの女流作家アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズを、スタジオジブリが映像化したファンタジー・アニメ超大作。宮崎駿監督の実子である宮崎吾朗がメガホンを取り、少年アレンと大賢人ゲドの旅を通じて混迷する時代を生き抜くためのメッセージを投げかける。V6の岡田准一、菅原文太ら新旧の実力派が存在感ある声の演技を披露するほか、主題歌と挿入歌も担当した手嶌葵の圧倒的な美声にも心奪われる感動巨編。

多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。 (シネマトゥデイ) 

2006/08/12
貴腐ワイン

今日はワイナリーに行って腐貴ワインを初めて頂きました。
1997年に良質の貴腐果が発生したのだそうです。
自然のあらゆる好条件が重なった時に、初めて生まれる貴腐ぶどう。
貴腐葡萄は、完熟した葡萄に貴腐菌(ボトリティス・シネレア)がついて出来る特殊な葡萄です。
貴腐菌が果皮のロウ質を壊すことにより、果汁中の水分が蒸発し、糖度が著しく濃縮されていき、木になったままで乾葡萄のような状態になってゆくのだそうです。

干しぶどうのようになった果実から作るので、貴腐ワインは20房以上もの貴腐葡萄でようやくグラスに一杯得られようかという贅沢で貴重なワインなんだそうです。

おちょこくらいの小さいワイングラスに一杯が2100円でした。
でも飲んじゃいました。(*^^*ゞ
生まれて初めて飲みました。
琥珀色でハチミツのようにとろりとしました。
記念にその貴腐ワイン用のグラスをくれました。

サントリー登美の丘ワイナリーで、1997年に実った貴腐葡萄の一粒一粒を摘み集め、手間と時間を惜しまず、じっくりと醸造し、熟成させた貴腐ワインです。1997年のサントリー登美の丘ワイナリーは、リースリング種に良質の貴腐果が発生しました。小型の発酵槽でじっくりと時間をかけて低温発酵させたその味わいは、貴腐ワイン特有の複雑で深みのある香りとともに、蜜のように甘味で芳醇です。貴腐ワインは20房以上もの貴腐葡萄でようやくグラスに一杯得られようかという贅沢で貴重なワインです。また、糖度が極めて高いため長期間保存ができ、その間に、ますます熟成して芳香を高めます。どうぞ格別のお慶びのございます時などに、親しい方々とともにお楽しみ頂きたく存じます。

2006/08/03
銃口

7月27日(木)に見ました。
書いてる時間無くて今頃書いてます。(*^^*ゞ

三浦綾子・原作
前進座講演  2時間50分


http://www.zenshinza.com/stage_guide/juko_tabi3/index.htm


http://www.zenshinza.com/stage_guide/juko_tabi3/index.htm

物語り

昭和初期の北海道、北森竜太の家は、旭川の古くからの質屋です。タコ部屋から脱走した朝鮮人をかくまい助けるような家庭に育ちます。
小学校の担任の坂部先生は「返事がよいと幸せが来る」というのが口癖。軍国主義が色濃くなって行く中でも、どんな子どもも差別せず。生徒一人一人を大切にする授業を行坂部先生のような先生になりたいと夢見るようになって、居ました。
昭和12年竜太は炭坑の小さな街の小学校に赴任します。誰よりも子どもを愛する先生でした。そして上司に反抗したり体制を批判するようなこと花買ったのです。恋人の芳子や先輩教師、可愛い生徒達に家族に恵まれて、幸せな教師の日々を送っていました。そんな竜太が「北海道綴り方教育連盟」の会合に出席したという理由だけで、突然検挙され、連日厳しい取りし調べを受けた上に退職願を書くように強制されます。底へ坂部先生が・・・・

拷問のために変わり果てたその姿に愕然とする竜太。坂部先生は「切望するな。良心を失うな、時代を見つめるんだ」と言い残して引き立てられて行きます。そして無くなりました。
7ヶ月後釈放された竜太は芳子との挙式直前に招集されて満州へ送られます。
軍隊での地獄のような生活。古参兵に酷な仕打ちにあうが、戦友やと時折届く芳子からの手紙に支えられます。

20年8月ソ連が侵攻。竜太の小隊は敗走を重ねます。武器を捨てた上官の山田曹長と竜太は朝鮮までたどりつきましたが突然抗日派の民兵に取り囲まれて・・・

しかし、タコ部屋から脱走した朝鮮人をかくまい助けたその人がその抗日派の民兵の中にいたのです。
彼の必死の訴えで何とか助かり逃れることができました。


しかし、タコ部屋から脱走した朝鮮人をかくまい助けたその人がその抗日派の民兵の中にいたのです。
彼の必死の訴えで何とか助かり逃れることができました。

ドラマテック・アマデウス
 ドラマテック・アマデウス

ドラマテック・アマデウス
2006年7月24日 

ドラマテック・アマデウス
チェコ国立ブルノ歌劇団

part1
「11才のモーツァルト蘇る」
11才の ヤン・フォイテクのピアノリサイタル
宮廷衣装が似合って可愛かった。
もちろんオーケストラとの演奏もすばらしかったけど。

part2
歌劇
「モーツァルトとサリエリ」
モーツァルトの毒殺の場面
映画「アマデウス」でも有名は毒殺のシーン
でもなんか演出がもの足りなかったな・・・

paet3
モーツァルトの
「レクイエム」
レクイエム 二短調 K.626
オーケストラはよかったけど。演出がもう少しだったな・・・

全体的には耳は楽しめたけど。
目は物たりなかったかも。。。

2006/06/09
竜馬の妻とその夫と愛人

劇団東京ヴォードヴィルショー
作:三谷幸喜 演出:山田和也




明治13年夏の午後。維新から10年あまりが過ぎ、ひと息ついたところで、明治政府のお歴々は、坂本竜馬13回忌を大々的に行おうともくろんでいた。問題は、竜馬の妻のおりょうの存在。竜馬の死後関係者はことごとく彼女をないがしろに扱った。今や零落の一途をたどる彼女彼女の動向が、英雄竜馬のイメージダウンになると言う訳だ。彼女は今、大道商人、西村松兵衛の妻として横須加の裏長屋に住んでいる。13回忌の打ち合わせを名目に差し向けられたのは、おりょうの妹を妻にした元海援隊士の菅野覚兵衛だ。
そこで彼は不運続きのために名前を「つる」に変え。刺激のない松兵衛との生活に飽きて酒浸りのうえ、テキ屋の元締め虎蔵とできてしまっている。目を覆うばかりにすさんだおりょうの行状を目の当たりにする。浮気をされている夫の松兵衛も、間男。虎蔵に一目置くような体たらく。
あまりのだらしないおりょうたちのもつれた関係をみて、嘆くや叱咤するやら大奮闘の覚兵衛。
彼にはこの状況を見捨ててはおけない、別の「理由」があったのだ・・・。

§あらすじ§
舞台は明治十二年。翌年は坂本竜馬の十三回忌である。未亡人となった竜馬の妻、おりょうは、その性格から竜馬の同志からも嫌われ、坂本家からも絶縁状態となっていた。彼女は生活のためと、自分を助けない海援隊への腹いせも意味もあり、テキ屋家業の冴えない男、松兵衛とさっさと再婚。しかし、結婚生活には張り合いがなく、松兵衛の元締めの虎蔵と浮気していた。

いまや明治政府の高官となっている元海援隊たちは竜馬の十三回忌を控えたこんな時に妻のおりょうがテキ屋と結婚した上に愛人までいるとは!と、頭を抱える。

そこで、元海援隊士で現在は海軍少佐の菅野覚兵衛をおりょうの住む長屋に向かわせる。実は覚兵衛、十三回忌の打ち合わせという表向きの理由以外に政府より別の使命を帯びていた。

覚兵衛が長屋を留守しているおりょうを待っていると、なんと彼女は虎蔵をつれて戻ってくる…。
 
 

おりょう:あめくみちこ
菅野覚兵衛:佐藤B作
西村松兵衛:山口良一
虎蔵:佐渡稔

http://www.pia.co.jp/column/play/vaudeville_ryouma.html

貧窮の中で亡くなったおりょうさん。
笑いながらも切ない・・・

竜馬とおりょうをこんな風にしてしまっていいのかと思うほど、面白くて疲れて寝てしまったらどうしようと思っていた私ですが、引き込まれて目パチリでした。

B作さんと良一心の台詞の掛け合いが面白くて最高でした。
思いがけない展開がおかしくて。
最後の西村松兵衛の告白にはひっくり帰ってしまいました。
歴史が代わるような意外な展開。
w(◎_◎)wでした。

2006/06/01
智恵子の生家

智恵子の生家・智恵子記念館

長沼(高村)智恵子
造り酒屋の長女として生まれた。
子どもの頃は成績がよく絵が好きだった。上京して油絵に引かれ、洋画家の道を目指す。
平塚雷鳥に認められ「青鞜」の創刊号表紙絵を飾る。
光太郎に出会い。光太郎は智恵子に与える詩を描き始める。引かれ合い二人の制作生活が始まる。

長沼家の父の死後、酒屋の家業が傾きついに破産しイッから離散する。
その頃から智恵子は精神を闇はじめる。

光太郎の一心な看病にもかかわらず病状は悪化しついに亡くなる。
病院では紙絵を作り続ける。光太郎に見てもらうのをなによりの喜びとしていた。その数千数百点に及ぶが、ほとんどが戦火で失う。

死後光太郎は「智恵子抄」を刊行する。

智恵子が愛してやまなかった故郷 阿多多羅

智恵子の生家を見てきました。 
隣に智恵子記念館があって、智恵子の生い立ち光太郎との出会い、智恵子の作品など見てきました。 

智恵子の紙絵は以前行った草野心平記念館にたくさん展示してあってとても印象的でじっくり見てきました。 
智恵子の記念館で智恵子の切り紙の作品にまた出会って、それが言葉をなくした智恵子の光太郎への語る言葉であったことにを知った。 
その作品は繊細で優しくてとても美しくて、それを作り続けた智恵子を思うと胸が熱くなります。 

連れの仲間が言いました。確かに智恵子は素晴らしい女性だ。でも、ここまで智恵子が脚光を浴びるのは光太郎が素晴らしかったからだと思う。光太郎が偉いと僕は思う! 
光太郎あっての智恵子ではないか?と 

確かに智恵子は才能もあり平塚雷鳥にも認められ、雑誌「青鞜」創刊号の表紙絵を描いた人でもある。また油絵を描いた日本最初の女性でもあったみたいだ。 
でも、ここまで智恵子がもてはやされるのは、光太郎と言う人によって光をあてられたからだと私も思う。 
月が太陽の光で美しく光るように・・・ 

帰りの新幹線で、またその話になった。 
智恵子について書かれた本と高村光太郎の詩集を買ったべつの男性が熱く語る。 
そして私にこの詩を見てご覧?女性として男性にこんな詩を書いて送られたらどう思います? 

家族の説得でいいなずけとの結婚をせまられ家に帰ろうとする智恵子にあてた光太郎の詩だ。 
こんな詩をもらったら、私もやっぱり迷わず光太郎の胸に飛び込む。 
そして生涯心から愛されて、智恵子はなんと素晴らしい人と巡り合ったのだろう。 
光太郎、智恵子だけを見つめて、光を当て続け智恵子をより美しく光り続けさせた人。 

智恵子は死の間際にレモンをがぶりとかじり正気に戻ってしっかり光太郎を認識した。 
その時の光太郎の喜びの詩。なんと切なくなんとはかない時間。 

何と心に余韻の残る旅であったか。 
高村光太郎の詩をもう一度読みたくなった。そして智恵子の紙絵がもっと好きになりました。 

女性は男性によって、愛し続けられることによってより素晴らしく光ることができる。逆もあるかも知れない。 
そんな人に巡り会えたらなんと幸せなことだろう



2006/05/29
藤田嗣治(生誕120年) A

第3章 ふたたびパリへ
戦後、藤田は戦争画を描いたことがもとで日本を離れ、ニューヨークを経て、再びパリに戻りました。この時期の作品には、写実的な表現に、復活した藤田特有の線描の美しさが溶け合っているのが見られます。子どもたちを描いたユーモラスな作品や、カトリック改宗後に数多く描いた宗教画などに、藤田晩年の個性的な作風を見て取ることができます。

藤田の絵を数点見て、その繊細な絵がとても印象に残っていました。 
その後ポーラ美術館で藤田嗣治の「小さな職人」の特集があるというので見に行きました。 
そこでたくさんの作品に触れますますその作品の魅力にとらわれました。 
藤田嗣治の特徴は乳白色の肌の色と繊細な黒の線です。 

日本で黒田清輝の師事を受けますがフジタの黒い色づかいを黒田は嫌いました。当時の日本では藤田の作風を受け止めるだけの器がなかったのです。 
世界で認められた唯一の日本画家であるのにも関わらず。日本ではその存在が消されてきた。それがやっと日本でも作品を見ることが出来るようになりました。 

その素晴らしい作品をたくさん見ることが出来ました。 
繊細な黒い線。白い肌。堪能しました。 
それと、問題の藤田の戦争画を何点か見ることが出来ました。 
この絵を見る事は出来ないと思っていたので感激でした。 
それは暗い暗い残虐な大きな戦争絵でした。 

関東の藤田嗣治展は終わって今は京都でやってます。

2006/05/29
藤田嗣治(生誕120年)

東京国立近代美術館 2006年3月28日(火)〜5月21日(日)


藤田嗣治(レオナール・フジタ)は、東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される“乳白色の肌”の美しさは、多くの人々の心をとらえてきました。その後中南米を旅行して日本に帰国しますが、第二次大戦後はフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。

パリへ渡る前後の模索時代。「乳白色の肌」を持つ裸婦像で一躍パリ中に名をはせたエコール・ド・パリ時代。中南米をまわって日本へ帰国した時期の重量感のある作品と、日本を離れるきっかけとなった戦争画。そして、戦後再びフランスへ渡った後の、子どもたちの像や宗教画の数々。

第1章 エコール・ド・パリ時代
藤田がフランスへと渡った1910-20年代、モディリアニやスーチンなど、多くの異邦人の芸術家たちがパリに集まっていました。彼らはいつしか「エコール・ド・パリ(パリ派)」という名称で呼ばれるようになります。藤田はこの時期、これらエコール・ド・パリの画家たちと交流しながら、独自の画風を作り上げていきました。とりわけ藤田のトレードマークともなった、細く優美な線とやわらかな「乳白色の肌」を持つ裸婦像は高く評価され、藤田は一躍パリの寵児となります。

第2章 中南米そして日本
1930年代に入ると、藤田は、それまでの繊細な線描の作品から、より写実的な作品へと移行します。こうした傾向は、パリを離れ、中南米をまわって日本に帰国したあたりからより明らかになってきます。色彩は強くなり、また人やものの描写は重量感を増しました。こうした表現は、二科会での活動を経て、戦時中に描いた戦争画で頂点に達したように見えます。

2006/05/05
 3丁目の夕日

一昨日は映画に行った。 
「三丁目の夕日」・・・これがレトロで良かった。 
昭和のはじめの頃ちょうど東京タワーが出来た頃の話。 
集団就職で金の卵と言われてD51蒸気機関車にのって上京するところから始まりました。 
汽車の窓には半分できかけた東京タワーが・・・ 

氷を入れた保冷庫から冷蔵庫へ。ほうきから掃除機へ。 
白黒テレビも出はじめて、まだほとんどの家になかった頃。 
テレビのある家に近所の人が集まって力道山を応援する光景は何とも・・・昭和初期 
今は無きオート三輪も出てきて何とも愛嬌のある姿で走り回ります。 

私の子ども時代も重なるところがあります。 
掃除機が初めてうちにやってきた日。 
カラーテレビを我が家で買ったとき近所の人が見に来ました。 
夏休みには蒸気機関車に乗って海水浴に行きました。 
トンネルになるとあわてて窓を閉めました。煙が車内にはいってまっ黒になってしまうから・・・ 

昭和初期の情景と、人々の日常の悲喜こもごもの出来事、 
戦後の復興の中で希望に燃えながらも、思うようにいかぬ・・・むなしさ・やるせなさ 
それでも希望を捨てずに貧しいながらも、生き生きと生きている・・・ 
特にどうと言うことはない日常の出来事のストーリーの中に引き込まれて一緒に笑ったり悲しんだりしてしまった。(*^^*ゞ 
一昨日は映画に行った。 
「三丁目の夕日」・・・これがレトロで良かった。 
昭和のはじめの頃ちょうど東京タワーが出来た頃の話。 
集団就職で金の卵と言われてD51蒸気機関車にのって上京するところから始まりました。 
汽車の窓には半分できかけた東京タワーが・・・ 

氷を入れた保冷庫から冷蔵庫へ。ほうきから掃除機へ。 
白黒テレビも出はじめて、まだほとんどの家になかった頃。 
テレビのある家に近所の人が集まって力道山を応援する光景は何とも・・・昭和初期 
今は無きオート三輪も出てきて何とも愛嬌のある姿で走り回ります。 

私の子ども時代も重なるところがあります。 
掃除機が初めてうちにやってきた日。 
カラーテレビを我が家で買ったとき近所の人が見に来ました。 
夏休みには蒸気機関車に乗って海水浴に行きました。 
トンネルになるとあわてて窓を閉めました。煙が車内にはいってまっ黒になってしまうから・・・ 

昭和初期の情景と、人々の日常の悲喜こもごもの出来事、 
戦後の復興の中で希望に燃えながらも、思うようにいかぬ・・・むなしさ・やるせなさ 
それでも希望を捨てずに貧しいながらも、生き生きと生きている・・・ 
特にどうと言うことはない日常の出来事のストーリーの中に引き込まれて一緒に笑ったり悲しんだりしてしまった。(*^^*ゞ 

http://www.always3.jp/

2006/04/27
明石原人

劇団民藝2006年各地公演


明石原人−ある夫婦の物語−

 明石の女学校教師・直良音を、かつての教え子・村中信夫が訪れます。が、思いもかけぬ事態から、音は11歳も年下の信夫を婿にとることになります。生計のほうは音にまかせきりの信夫は化石を掘るのに夢中です。そして信夫は明石海岸で旧石器時代のものと思われる人骨を発見したのです。しかし、世紀の大発見「明石原人」は学歴社会の壁にはばまれて、小学校卒の信夫の業績とは認められません。挫けそうになる信夫を、音は叱咤激励しながら支えます。折しも満洲事変、日中戦争から太平洋戦争への時代。日本に旧石器時代があったという学説も、この国は神武天皇から始まったとする皇国史観に抵触します。しかも信夫の発見した人骨は、東京大空襲で焼失してしまいます…。 


団民藝2006年各地公演
直良信夫(考古学者)・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉茂則
   音(その妻)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日色ともゑ
   美恵子(その娘)・・・・・・・・・・・・・・・・・藤巻るも


明石原人−ある夫婦の物語−

2006/04/27
ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女 

■監督:アンドリュー・アダムソン
■出演:ティルダ・スウィントン、ジョージー・ヘンリー
     リーアム・ニーソン(ライオンの声) 
■原作:C.S.ルイス
■配給:ブエナ ビスタ・インターナショナル(ジャパン)

第二次世界大戦下のイギリス。ペペンシー一家の4人の子供たちは、疎開先の屋敷の空き部屋で大きな“衣装だんす”を見つける。その扉の向こうでは、あらゆる想像を超えた別世界ナルニア国が4人を待っていた・・・。誰もが見たかった、誰も見たことのない世界へ・・・

2555年の時を綴る、壮大な物語の第1章が始まる。

2006/04/22
 天国までの百マイル

原作:浅田 次郎
脚本:八木柊一郎
出演:原田 一樹

城所安男はいつ死んでもおかしくない心臓病の母・きぬ江をワゴン車に乗せ、房総半島の漁村・鴨浦に向かっているー
 かつて不動産会社を経営し羽振りの良かった安男も、バブルがほ崩壊するや会社は倒産、自己破産のうえ妻子とも別れ
くすぶって生きてきた。別れた妻・英子に月30万円の仕送りを続ける彼を支えているのはマリというキャバレー勤めの女だった。そんな折り、4人の子どもを女で一つで育て上げた母を救うのはもはや奇跡に頼るしかなかった。
 天才的な心臓病外科医・曽我の居る鴨浦のサン・マルコ病院へと百マイルの道をオンボロワゴンが駆ける。それは母の命を救うための、そして安男の自己再生の道のりに違いない。

助演時間 2時間25分

2006/02/04
「単騎、千里を走る。」

監督:張芸謀 日本版:降旗康男 脚本:ツォウ・ジンチ
出演: 高倉健/中井貴一(声の出演) /寺島しのぶ


日本の北西部沿岸の静かな漁村に暮らす高田剛一(高倉健)は久々に新幹線に乗りこ
み東京へと向かう。嫁の理恵(寺島しのぶ)が電話で、剛一の息子、健一(中井貴一
:声の出演)が重病で父親に会いたがっていると知らせてきたのだ。

しかし東京に着いた剛一は理恵の言葉のすべてが真実ではないことを知る。健一は確
かに入院していたが、長年にわたる確執から息子は今も父親に会うことを拒んでいた。
打ちひしがれそっと病院を抜け出す高田に理恵はビデオ・テープを手渡すと、見てほ
しいと伝える。高田がテープを観てくれれば健一のことをもう一度知ってもらえるの
では、という理恵の願いだった。

テープを再生した高田は、息子が千年以上に遡る、宗教的儀式にまつわる演劇形態の
研究をしていたことを知る。有名な俳優リー・ジャーミン(リー・ジャーミン)の舞
踊を観るために、はるばる中国南部、雲南省まで向かった健一だったが、あいにくリ
ーは病気のために歌を披露することが出来ず、健一が翌年に再び雲南省を訪れたら、
古典文学「三国志」の関羽にまつわる仮面劇「単騎、千里を走る。」を披露すること
を約束していたのだ。

今となっては、決して果たされぬ約束。高田は、
自らの心の奥底から湧きあがる想いを止めるこ
とが出来なかった。いま自分に出来ること、そ
れは、息子健一の約束を自分が代わりに果たす
こと…。高田は、理恵にも内緒で独り、決意す
る。息子の遣り残した仕事を成し遂げるために、
リーの舞踊をビデオ・テープに撮ろうと単身、
中国の麗江市へ旅立つ。この旅は高田にとって、
息子との心の溝を埋める旅でもあった。

高田の手がかりは、舞踊家リー・ジャーミンという名前のみ。しかも高田の道案内を
するチュー・リン(チュー・リン)は、恐ろしく日本語がおぼつかない。遅々として
進まぬ状況、言葉もわからないこともあって苛立ちを隠しきれない高田。やっとの思
いでリーのもとにたどり着くが、リーは生き別れになった息子ヤン・ヤン(ヤン・ジ
ェンボー)のことを想うと「単騎、千里を走る。」を舞うことが出来ないと言う。リ
ーは息子に一目会いたいと高田に泣きながら懇願する。仮面劇を撮影するため、やむ
なく高田はヤン・ヤンを迎えに行くことを決意する……。

中国の奥地へと向かう長旅の中で高田は、多くの人に出会うことになる。中国の特異性を
あれやこれやと手引きしてくれる善意の通訳、物事の道理を説く村長、そして父親との再
会を拒む少年ヤン・ヤン。人々の素朴な心情に触れ、自らの深い孤独感が徐々に和らいで
いくことに気づきはじめる高田。一方、高田の誠実な想いが人々の心を動かしていく。旅
先で高田が見つけたもの、それは“人の優しさ”だった。そして遠い昔に失ってしまった
家族の意味を、高田は少しずつ取り戻していくのであった……。
 

2006/02/03
森山良子

森山良子
かまやつひろし ムッシュ(「ザ・スパイダース)
かまやつ太郎(長男の「TAROかまやつ」ことかまやつ太郎は、フジテレビジョン勤務のサラリーマンで、2005
年5月25日に「風のわだち」でメジャーデビューをしたばかりの新進アーティスト)


この広い野原いっぱい
禁じられた恋
『我が良き友よ』
『あの時君は若かった』
『バン・バン・バン』
「風のわだち」
Smile 
My Favorite Things 

30年を2時間半で・・・
涙そうそう
さとうきび畑
星に願いを
etc・・・

2006/01/17
 成川美術館 

箱根、芦ノ湖の湖畔の成川美術館に行って来ました。
あのラウンジの大きな窓から芦ノ湖と富士山を見るが大好きです。
朝は曇っていて美術館に入ると急に日が差し始めました。見る見る雲が動いて富士山が見え始めした。後でゆっくり写真を撮ろうと思って、暫くすると富士山は雲に隠れて二度と姿を現しませんでした。
すごくがっかりしました。


企画展「石本正」
石本 正
独自の鋭敏な洞察力と自由な発想をもって、数多くの個性溢れる世界を表現し続ける作家。花鳥、人物、風景と幅広い主題を手がける一方、舞妓を変化に富んだ構成で描いた連作や、中世の面影が残るヨーロッパの街々を描いた作品などを発表し、常に異なる魅力で多くの方々を魅了しています。今展では、女性像の名品を一堂に展示いたします。


石本 正 Tadashi Ishimoto 
1920年(大正9年)〜
島根県出身。京都で絵を学ぶ。1950年の創造美術展入選以来、主に女性をテーマに描き、優美で官能的な表現を追求。中世ヨーロッパのロマネスク様式のイメージを取り入れるなど独自の世界を展開している。 

この人の作品がすごく気に入ってしまいました。

2006/01/17
ポーラ美術館

黒田清輝・岸田劉生の時代をやっていました。
展示内容は2年ほど前に見たのとほとんど同じだった。
同じような企画を2度もやるのかな〜〜?
でも私の好きな岡田三郎助の「あやめの衣」がもう一度見れたからいいなかな?
雨の降る日で今までポーラ美術館に行った中で一番空いていて静かで、ゆったりと見ることが出来ました。
でも寒い外から暖かい館内に入ったせいか眠くなってしまって。
絵を見てるとき眠くなるなんて、こんなの初めてでした。

2005/12/28
金子みすず

金子みすゞ(本名テル)は、明治36年(1903)山口県大津郡仙崎(今の長門市)に生まれました。幸せな少女時代から悲しみにつつまれた晩年まで、詠まれた詩の一つひとつは明るい輝きに満ちて、現代に生きる私たちの心を揺さぶります。
 本展では、みすゞが遺した3冊の手帳(手書き童謡集)や書簡、テレビドラマの衣装をはじめ、約170点の資料を展示します。また自筆の詩70編とともに、みすゞの人間的な魅力あふれる、感性豊かな作品の世界を紹介いたします。

2005/12/28
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

■監督:マイク・ニューウェル(『モナリザ・スマイル』)
■出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン
■主題歌:ジョン・ウィリアムズ
■配給:ワーナー・ブラザース映画

ついに決戦の時だ、ハリー。
世界中の魔法使いが続々と集結!!

クィディッチ・ワールドカップ決勝戦の熱狂のなか、魔法界を震撼させる不吉な影が忍び寄る。
100年の封印を破って、ついに復活する伝統の競技会
全魔法界が注目する三大魔法学校対抗試合〈トライウィザード・トーナメント〉!
新学期初日、ダンブルドア校長の重大発表に、ホグワーツ全体が大きく揺れた! 100年ぶりの復活宣言!
もはや伝説となった「三大魔法学校対校試合」が、今年、ここホグワーツで復活を遂げるというのだ!
世界の三大魔法学校の生徒が一堂に集まり、1年をかけて魔法の力を競い合う交流戦。今まで中断されていた理由は“夥しい数の死者”という、まさに命がけの競技会!
参加資格は17歳以上。立候補した生徒のなかから“炎のゴブレット”が各校の代表選手を選び出す。
ところが、3校の代表選手選出後に、4人目の名前が告げられたのだ――ハリー・ポッター! 資格もなく、立候補もしていないハリーがなぜ?

そして、初めての恋の予感! クリスマス・パーティはもうひとつの決戦の時?ハリーの恋の行方は?
(ハリーの気になる初恋の相手、チョウ・チャン役には、5000人以上のオーディションの中からケイティ・ルングが選ばれた。)

ハリー自身の出生の秘密、ホグワーツに隠された学校の秘密、父母にまつわる過去の秘密……
次第に解き明かされてきたハリー・ポッターをめぐる壮大な物語は、いま魔法界全体を巻き込んで、いよいよその全貌を現わそうとしている。
これまで目にしてきたものは、ハリーを取り巻く世界のほんの一部に過ぎなかったのだ! 
ホグワーツの外に広がる広大な世界、色濃く浮かび上がる宿敵ヴォルデモート卿の影、魔法界を二分する敵と味方の勢力図。
戦いはより熾烈に、物語はより壮大に、世界は果てしない広がりを見せて、
いま、ハリー・ポッターの新たな一歩が踏み出される!

2005/12/22
「プーシキン美術館展」上野の東京都美術館

19世紀末から1917年のロシア革命までの短い期間に、2人のロシア人実業家がパリを中心に収集した「シチューキン・モロゾフ・コレクション」。バーンズやコートールドらと比肩する収集家として名高いシチューキンとモロゾフのコレクションを日本で初めて本格的に紹介するこの機会に、印象派からマティス、ピカソら巨匠の逸品50点が厳選されました。印象派を中心とする世界的なコレクション展としては、1994年の「バーンズ・コレクション展」、1997-98年の「コートールド・コレクション展」以来となる、待望の大型展となります。 

写真 モロゾフ と シチューキン

白い睡蓮
「シチューキン・モロゾフ・コレクション」の最大の魅力は、マティスとピカソの優れた作品を多く含む点にあります。本展では、ガラスの容器の中で泳ぐ金魚と取り囲む草花を鮮やかな色彩で描いたマティスの傑作「金魚」、そしてピカソが旅芸人を哀歓深く書いた初期作品「アルルカンと女友達(サルタンバンク)」、キュビスム期の代表作「女王イザボー」を出品します。 

 このほかいずれも鋭い審美眼で選ばれた名作――モネの典型的な作風による「白い睡蓮」、パリの男女を印象派のタッチで描写したルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」、タヒチの神話上の美女を描いたゴーギャンの「彼女の名前はヴァイルマティといった」――のほか、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ピサロなどが勢揃い。美術の教科書に出てくるような作品ばかりが並びます。 

http://www.asahi.com/pushkin/gallery/index.html 
 


2005/08/25
  きみに読む物語

映像がきれいだった。
あんな風にいつまでも睦まじく居られたらいいな。


365通の手紙。白鳥の住む湖。−あの雨の匂い。想い出が少しずつ、きみからこぼれていく。
だから、きみが思い出すまで、ぼくは読む。

憶えているだろうか。きみはまだ、17歳だった−
ある老人ホーム。初老を迎えてはいるが、未だに美しさを失っていないアリーは夢想に浸っている。そんなアリーに「もう寝る時間だよ」と優しく声をかける、デュークと名乗る一人の男。デュークが彼女の横に置いてあるノートを手に取る。そこには二羽の鳥の絵と、美しい女性の写真が飾られている。「これは誰なの?」と問いかけるアリーに対して、「それはアリー、君だよ」と答えるデューク。「これは本当に私なの?」と問い続ける彼女を見つめながら、デュークはそのノートを開きやさしく読み始めるのだった。語られるのは、1940年代のアメリカ南部の小さな町の、きらめくような物語。

監督:ニック・カサヴェテス(「ジョンQ-ジョンQ最後の決断-」)
原作:ニコラス・スパークス(「メッセージ・イン・ア・ボトル」)
製作:マーク・ジョンソン(「レインマン」「ムーンライト・マイル」)/リン・ハリス(「マグノリア」「海辺の家」)
製作総指揮:アブラム・ブッチ・カプラン(「ジョンQ-最後の決断-」)
脚本:ジェレミー・レヴェン、ジャン・サルディ(「シャイン」)

出演:ライアン・ゴズリング(「タイタンズを忘れない」)/レイチェル・マクアダムス/ジーナ・ローランズ(「グロリア」)/ジェームズ・ガーナー(「スペース・カウボーイ」)/サム・シェパード「天国の日々」

2005/10/08
 薮原検校

薮原検校(やぶはらけんぎょう)
作:井上ひさし
演出:木村光一
地人会 上演時間3時間

痛烈な風刺に満ちた、歌あり踊りありの藪原検校の一代記! 

<あらすじ>
舞台は暗闇の中から現れる盲太夫(金内喜久夫)の語りによって始まる。
時は享保年間。奥州塩釜の魚売り七兵衛(松本きょうじ)は女房(一柳みる)のお産の費用欲しさに行きずりの座頭を殺して金を奪う。しかしその因果か、産み落とされた男の子・杉の市(嵐広也)は盲目だった。
杉の市は幼少の頃から師匠の女房お市(高橋礼恵)に手を出すなど、したい放題のワルだったが、誤って母親を殺してから、主殺し、強盗殺人など悪行三昧を働く。それは、かつて己を残酷に鞭打った社会に復讐し、出世するためだった。
二度の主殺しに成功し、ついに盲人の最高位・検校の地位を得る杉の市。しかし、幸福の絶頂の彼を思わぬ落とし穴が待っていた・・・・。

東北の片田舎に生まれた盲の少年。杉の市が悪事と殺人を重ねて盲人の最上休の官位である検校の座を手に入れる。しかし金と権力を手に入れ、「薮原検校」となった杉の市は、破滅への道を突き進み、民衆の生け贄にされるのだった。

徳川幕府のからくり
中世・近世の盲人会には当道(座)という独特のシステムがあった。当道座は、相互的性格の一種のギルドで視覚障害視の生業とされていた音曲や療術に関して、師匠から弟子へ技術を継承する教育機関としての役割も担っていました。
当道は幕府から公認されて、江戸幕府の中の位置づけとしては寺社奉行の管轄下に置かれました。
また、当道座の盲人たちは金融業も営む事も認められていました。金を高利で貸し付け取り立ても厳しかったために、当時のもう人達の中には評判の良くない人も少なからず居たようです。江戸幕府の東海に伴い、1871年当道座は解体消滅しました。

座中の官位
当座道の内部には、複雑は階級制度がありました。大きく分けると「検校・別当・勾当・座頭」の四官。その四官が更に分かれて十六階級、細かくは全部で七十三刻あったそうです。
このような官位に付くためには官金が必要で、検校になるには七百十九両もの大金が要したと言われています。
盲人達はこつこつとお金を貯めて階段を一歩一歩上がるように昇進しましたが大多数の盲人は一生かかってもせいぜい座頭止まりでした。それに対して有力者の師弟などの場合は体験を投じて官位を「買って」若年のうちに一気に昇進すると言うこともありました。
当道座の構成員の中でも大名と同等クラスの惣録検校にまで出世できるのはほんの一部であり当道座に属している人達も視聴覚障害者全体のごく少数に過ぎませんでした。

薮原検校
瞽女(ごぜ) のことは知っていましたが、江戸時代に盲人のためにこのような制度があったのを知りませんでした。
杉の市は殺人盗みで奪ったお金で官位を買い最後には自分の師匠を殺して最高官位を手に入れました。
女癖も悪く師匠の女房にまで手を出してそれが身の破滅を招いたのですが・・・・
なんだか人間の業丸出しという感じでした。金、名誉、女。男性の欲しがるものを手に入れようと悪行を重ねる杉の市。どの時代も欲しがるものは変わらないな〜。
最後は不景気な世の中を引き締めるために悪行の見せしめとして杉の市は最も残酷な三段切りで処刑されました。それに歓喜する庶民たち。
田沼意次時代の終わりの頃の話です。

色っぽいシーンや歌詞に(*^^*ゞ
見てる顔を見られたくない気がした。両隣は夫と友人だもんポリポリf^^*)
喜んでいいのかポーカーフェイスが良いのか困っちゃった。(爆)

鈴木宗男ちゃんの顔がちらりと浮かびました。あはは〜〜

それと目の見えるものは花見だなんだと気が散ることが多く何もせぬうちに時間が過ぎてしまう。目の明るい者の時間はたつのが早いと。
その点盲人はそう言うものに気を取られず学業に集中できる。時を無駄に使わない。と言う台詞があったが。
確かに・・・私なんて気が散りすぎで肝心な事後回しで・・・耳が痛かった。友人にその台詞がでてきた時それはまさに私(hosikuzu)の事だと思ったと言われてしまった。
ギャフ〜〜ン・・・でも反論できなかった。ポリポリf^^*)

2005/09/18
チャーリーとチョコレート工場

■監督:ティム・バートン(『シザーハンズ』『ビッグフィッシュ』)
■出演:ジョニー・デップ
      (『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ネバーランド』)
      フレディー・ハイモア(『ネバーランド』)
     ヘレナ・ボナム=カーター(『ビッグフィッシュ』)
      
■原作:ロアルド・ダール「Charlie and the Chocolate Factory」(邦題「チョコレート工場の秘密」)
■配給:ワーナー・ブラザース映画


噂の極秘工場、ついに世界公開へ――。
「ウォンカ製の板チョコに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた
5人の子供に、工場の見学を特別に許可する」
世界でもっとも有名で、世界でもっとも謎めいている、それがウィリー・ウォンカのチョコレート工場。この15年間、工場に入った者もいなければ、出てきた者もいないのだ。それでも毎日世界中で飛ぶように売れているウォンカ・チョコ。このチョコレート工場に隠された途方もない秘密とは? そして、そのチケットは本当に幸運の鍵なのか――!?


原作の本がとても面白かったので期待してたのだけれど・・・もう一つかな

本を読んでのイメージに負けた感じだな・・・
ジョニー・ディップも海賊の時のゾクゾクするような魅力とは違って・・・う〜〜んだな。

2005/09/11
ラリック美術館 A

宝飾作品
ラリックは、ダイヤやルビーなどの貴石だけを主役にしていた当時の宝飾品の常識に縛られず、半貴石やバロックパール、七宝なども使用し、宝飾品全体のデザイン性を重視しました。ラリック宝飾の特色は、ロダンなどの影響を受けた彫塑的な造形力にあります。その斬新で詩的な着想と、確かな技術によって生み出される宝飾品は人々を驚かせ、人気女優サラ・ベルナールや上流階級の人達から熱烈な支持を得ます。こうしてラリックは、アール・ヌーヴォー様式を極めた宝飾作家という名声を確立しました。

建築装飾
ラリックは1925年のパリ現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称アール・デコ博)でガラス部門の統括責任者を務め、博覧会のモニュメントとして高さ15mのガラスの噴水「フランスの水源」を制作。豪華客船「ノルマンディー号」や教会の礼拝堂、一流百貨店のエントランスを手掛けるなど、ガラスによる大規模な空間演出に活躍の場を広げていきました。当館では、壁面にいくつものガラスの雀を散りばめたオリジナルインテリア「雀の間」や、オリエント急行のサロンカーを展示。

ガラス作品
1907年、香水商コティは香水瓶のラベルのデザインをラリックに依頼しました。それを機に、ラリックは本格的に香水瓶の制作をはじめます。ガラス工芸家に転身すると、宝飾工芸で磨いた才能を発揮。ガラス工芸を芸術の域にまで高め、アール・デコ時代の寵児となります。また、ラリックはより多くの人々に生活の豊かさを与えるべく、独自の量産技術を開発し、芸術を産業に結びつけるという功績も残しました。当館では、約170点のガラス作品を常設展示。

2005/09/11
ラリック美術館

ルネ・ラリック (1860−1945)
ルネ・ラリックはフランス・シャンパーニュ地方で生まれ、自然豊かな環境で育ちました。父を早く亡くし、母から技術を身につけることをすすめられ、16歳で宝飾細工師に弟子入りします。弱冠20歳にしてカルティエをはじめとする一流宝飾店から仕事の依頼を受けるようになったラリックは、サラ・ベルナールら大女優の舞台アクセサリーを手がけるようになります。その後、香水商コティとの出会いによって、ガラス工芸へと転身。アール・ヌーヴォーからアール・デコへと流行が変わる中で、ラリックは両時代を代表する存在として活躍します。1925年のパリ現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称アール・デコ博)では、会場のモニュメントとなる高さ15mのガラスの噴水「フランスの水源」を制作。また、オリエント急行や豪華客船ノルマンディー号などの建築装飾にも進出し、その才能を発揮しました。 


この作品が一番好きです。
「シルフィード」という作品です。
とてもきれいなブローチで私でもつけられそう。
パンフレットにでていたのと本物の色は全然違いました。
本物の方が羽根の先がきれいなグリーンで羽根のところも薄い水色です。
本物の方がずっと素敵でした。

それと香水瓶の繊細さ。
香水を入れた時の効果まで計算されたその技巧は素晴らしいものでした。
目を凝らさないと分からないくらい細かくて素晴らしいものでした

2005/09/11
それは素敵な夜だから

台風14号の来た日、仕事帰りそのまま上野の「奏楽堂」へ
声楽のコンサートです。
仕事帰りしかも台風と重なってしまいましたが予定通り出かけました。
奏楽堂は明治23年に創建されたこの奏楽堂は日本最古の木造の洋式音楽ホールで、国の重要文化財に指定されています。
幸せな気分で歌と建物を楽しみました。

今度ここのパイプオルガン聞いてみたいな。 
 

2005/09/04
 電車男
昨年10月にそのサイトでの実際のやりとりをまとめた書籍が新潮社から発売されるやいなや大ヒットを記録、様々なメディアでその奇跡の恋が取り上げられ、爆発的な話題に。今年に入ってからは異例の5誌(ヤングサンデー、Judy、ヤングチャンピオン、チャンピオンレッド、デザート)で同時漫画化され、3月に上演された朗読劇は満員御礼となった。そして、この6月。ブームの頂点を迎える形でついに『電車男』が映画化される。

主演の電車男を演じるのは若手実力派No.1の山田孝之。そして、電車男憧れの美女・エルメスは中谷美紀が演じる。また、実際のサイトでは数多くの顔の見えないネットユーザーたちが電車男への応援メッセージを寄せてきていた。映画では、彼氏にふられた看護師(国仲涼子)や引きこもりの青年(瑛太)、仕事に追われるサラリーマン(佐々木蔵之介)や倦怠期の専業主婦(木村多江)、そしてヲタクな3人組(岡田義徳・三宅弘城・坂本真)といったサイトの住人たちの姿を描き、様々なアドバイスを通じて電車男との友情を深めていく設定だ。

そして彼らの励ましで勇気を得た電車男が、不器用ながらもエルメスに一歩一歩近づいていくストーリーを『恋ノチカラ』『白い巨塔』『東京湾景』『ラストクリスマス』など数々の話題のドラマを手掛けてきた監督・村上正典がポップに、かつ感動的に描き出していく。

初恋の甘く切ない胸の苦しみを、22歳で初めて体験する電車男。それが遅いという人もいるかもしれない。しかし彼が体験する純な気持ちは誰もが一度は抱くものであり、共感できるものだ。そんな想いを電車男とともに各駅停車で体験してほしい。
そして、一歩前に踏み出してみてほしい。電車男を応援する元気は、自分が頑張る勇気に変わるはず。
映画『電車男』は、恋するすべての人に“人を好きになる純粋な想い”と“その想いを伝える勇気”を贈ります。



オタク一枚〜♪
「オタク」というと割引になると知った。オタク割引って言うらしいんだけど。おもしろそ〜〜
で、映画を見に行って「オタク」って行ってチケット買ったけどやっぱ恥ずかしかった。

 電車内で暴れる中年おじさんから若い女性を救った、ヲタク青年22歳。彼女いない歴=年齢の彼は実家在住のシステムエンジニアで、見るからにヲタクを地でいくタイプ。電車で助けたその女性からお礼に高級ブランドのエルメスのティーカップをもらうも、どうしていいかもわからない。そして、そのお礼のお礼に彼女をデートに誘うべく、モテない男達が集うインターネットサイトに助けを求める。

「めしどこか たのむ」

 いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼に、なんとかしてやりたいと知恵を絞り、できる限りのアドバイスを与え、時に叱りながらも温かく見守るネットの仲間たちが集まり始める。彼氏にふられた看護師が女性の立場からアドバイスしたり、サラリーマンが自分の体験を語ったり、ヒマな専業主婦が渇を入れたり、ヲタク3人組が自分達の夢のように熱く励ましたり、引きこもりの青年がちょっと冷めた意見を言ったり、と様々なアドバイスが彼に届けられる。それらの真摯な励ましを受けて、電車男は「エルメス」と名付けられた彼女との距離を一歩一歩縮めていく…。

2005/08/25
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

やっと見れました。
やっぱりいいな〜〜〜。

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 


【監督】
ジョージ・ルーカス 

【出演】
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
クリストファー・リー
サミュエル・L.ジャクソン
フランク・オズ 

【配給】
20世紀フォックス映画 

【ストーリー】
クローン戦争の3年後、ジェダイの騎士団はいまだクローン兵を率いて銀河を奔走していた。分離主義者との戦闘が続いていたのである。そして邪悪なシスが1000年にもわたって企ててきた銀河系征服の陰謀が明らかになった時、共和国軍は崩壊し悪の皇帝が出現してしまう。ジェダイの英雄アナキン・スカイウォーカーはフォースのダーク・サイドに魅了され、皇帝に服従を誓うーダース・ベイダーとしてー。ジェダイは滅ぼされ、オビ=ワン・ケノービとジェダイ・マスターのヨーダは潜伏を余儀なくされる。ここに至り、銀河でたった一つの望みは、アナキンが密かに残した子孫である双子の兄妹のみとなってしまう。この兄妹がルーク・スカイウォーカーとプリンセス・レイア・オーガナとして育っていくこととなるのである 

2005/07/27
永遠のマリア・カラス

あらすじ・解説の詳細 

華やかな舞台から姿を消し、パリでひっそりと隠遁暮らしを送るマリア・カラス(ファニー・アルダン)。美声を失い、愛するオナシスを失い、失意のどん底にあったカラスを救おうとかつての仕事仲間ラリー(ジェレミー・アイアンズ)は一枚の企画書を手に彼女を訪ねる。それは、彼女の全盛期の録音を使ったオペラ映画を製作するというものだった。最初は躊躇するものの「カルメン」を映画化することが決まると、かつての輝きを取り戻し、生き生きとする彼女だったのだが…。

マリア・カラス生誕80周年を記念して製作された作品。見どころは劇中劇として展開する「カルメン」で再現されるカラス全盛期の歌声だろう。カラスの親しい友人でもあった監督のフランコ・ゼフィレッリが、彼女が亡くなる前の謎の数ヶ月間にスポットを当てて描いた物語なのだ。

撮影監督、音楽コンサルタンとを務めるのは、ともにカラスゆかりの人物だけに、より実像に迫った作品に仕上がっているに違いない。カラス演じるファニー・アルダンは、ロマン・ポランスキー演出の舞台「マスター・クラス」でもカラスを演じた経歴を持つ。カラスが纏う20点近いゴージャスなシャネルの衣装も必見だ。 


やっと念願の「永遠のマリア・カラス」を見ることが出来た。
カルメンのシーンも良かった。

でも、才能に恵まれても幸せに恵まれる訳ではないんだね。
絶頂期を過ぎたカラス・・・。何とも言えないな。 
 


こっちは映画のマリア・カラスです。

これが本物のマリア・カラスの写真です。
2005/07/18
バットマン ビギンズ

気分転換に 見て来ちゃた。^^

■監督:クリストファー・ノーラン(『メメント』)
■出演:クリスチャン・ベール(『アメリカン・サイコ』)
     リーアム・ニーソン(『スター・ウォーズ』シリーズ)
     モーガン・フリーマン(『セブン』)
     ゲイリー・オールドマン(『ハリー・ポッター』シリーズ)
     渡辺謙(『ラスト サムライ』)
■音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
     ハンス・ジマー 
■配給:ワーナー・ブラザース映画

両親を殺害された夜、少年は闇の中に恐ろしい魔物を見た
成長した彼は、脳裏に焼きつくその影を追い求める旅に出る。
数々の国境を超え、闇から闇を渡り歩き
ついにある寺院に辿りついた彼は、恐怖の正体を突き止めたのだった。
それは復讐という魔物に憑かれた、自分自身だった!!
世界をはるかに見降ろすヒマラヤの頂で、
自らの暗黒を解き放つため、彼の本当の戦いが
始まろうとしている。

目をみはる豪華キャスト、先端のスタッフ陣に彩られ
劇的にして壮大なスケールを放つシリーズ最新作!
誰も知ることのなかった伝説の全貌を明らかにする。 

2005/07/17
壁の中の妖精

「壁の中の妖精」 一人ミュージカル 春風ひとみ  2時間20分
作演出 福田 善之

スペイン戦争後の混乱のさなか、ひたすら自宅の壁の中に隠れて過ごした男と、その妻と娘の感動的な史実を元に勇気と楽天性をもって生き抜いた家族愛の物語りです。
卵の行商に出かけた母の留守の夜l、どこからか聞こえてきた歌に、娘マリアは言います。「あなたは妖精?」・・・・

春風さんは一人で23役をやります。声も23役使い分けます。それは宝塚で色々な声を出す練習をしてきたたまものだそうです。
沢山の台詞。歌。踊り。ものすごいエネルギーです。
歌はピアノとギターの生伴奏。

スペイン戦争で政治犯となった夫マローノはなんと自宅の壁の中で過ごしました。娘のマリアは壁の中に妖精がいると思っていましたがやがてそれが父親だと知ります。火事や病気などのいくつもの危機を妻と娘の機転で乗り越え大赦が出るまでの30年間壁の中で生き延びました。
マノーロは壁の中から妻と娘を時には自暴自棄になりながらも見守り続けます。妻も一つ屋根の下に家族でいる幸せを感じることが出来ました。

30年後の大赦で壁の外に出たマノーロは真っすぐ歩くことが出来ませんでした。
壁の外は土から舗装へと地面の感触も変わり何もかも別世界になっていました。

マノーロが30年間潜伏した部屋は記念館に保存され、娘のマリアさんも健在です。

2005/05/30
片岡 球子

パンフレットより
2005年1月、片岡球子は満100歳を迎えました。この機会に、院展出品作を中心に片岡球子の画業をあらためてたどることで、日本画の世界にとどまらず広く現代の絵画に大きな問いかけを放ちつづけるこの画家の仕事の真価を探ろうと考え、本格的な回顧展を企画いたしました。
 今回の回顧展では、片岡球子のおよそ80年間にわたる大きな仕事のなかでも中核をなす院展の出品作にいちばん強い光を当てて、エネルギーに満ちた足取りをたどります。画家の〈ライフワーク〉となっている「面構(つらがまえ)」のシリーズを中心に、初期作品、桜島や浅間山といった火山シリーズから「富士山」のシリーズ、裸婦の「ポーズ」のシリーズなど約80点の作品と多くのスケッチにも眼を振り向けて、片岡芸術の全貌を解き明かしていきたいと考えております。 


パワフルな絵に圧倒されました。
「面構(つらがまえ)」の絵は今残されている木像や絵を参考に球子の解釈による人物像に迫って描かれています。
歴史上の人物や浮世絵の作者に球子の想像の人格が与えられて描かれていた。解釈がおもしろかった。
富士山もたくさん描いている。とてもダイナミックな富士山だ。裾野に梅を配した絵やひまわりを配した絵に私は目を引かれた。裾野が濃紺でそこに描いた花はとても目立つ。
球子は富士山なんて白扇をひっくり返した形で簡単に描けると思ったそうだ。ところが描いてみると富士山の大きさも雄大さもちっとも表せない。その難しさに一生富士山を描こうと思ったそうだ。「へたくそだけど一生懸命富士山を描きます。そのお礼に1年に一枚富士山に着物をさしあげます。」それがその絵だったのな。なるほど。まるで富士山のすそ野が着物の裾のようで季節の花の絵柄がとてもよい。私はこの富士山の絵がとても気に入った。

100才でこのパワフルさ。すごい!!!

2005/05/26
國語元年

「國語元年」 井上 ひさし作 
   こまつ座講演 上演時間3時間

 明治七年、文部省官吏の南郷清之輔に、「全国の話し言葉を制定せよ」という命令が下った。東西の話言葉がテンデンバラバラ、これでは統一された国家とはいえない、さっそく一つにまとめよという大号令がかかったのだ。
 この日から、南郷家は、お国訛りをめぐって、大騒ぎになる。
 なにしろ、清之輔は、長州出身、妻は薩摩の生まれ、そして妻の父は誇り高き薩摩の隼人健児。そこへもってきて、三人の女中たちは、江戸の山の手言葉、下町のべらんめぇ、羽前米沢のズーズー弁。おまけに車夫は遠野弁、そして書生は名古屋弁。さらにそこへ、威勢のいいお女郎さんが河内弁で怒鳴り込み、あつかましいお公家さんが京言葉で居候を決め込む。
 こうして清之輔は、話言葉の全国統一を成功させる前に、まず我が家のお国訛りによる大混乱を解決しなければならなくなるが、話はさらにもつれにもつれる。なんと強盗に落ちぶれ果てた会津の士族がのっそり押し込んできたのだ。
 カタコト英語しか喋れないピアニストの奏でる幻の「小学唱歌集」にのせて展開する、言語学的な悲喜劇の末、ついに南郷清之輔が辿り着いた「文明開化語」とは、いったいどんなものだったか。


東京新聞より
日本が近代国家へお脱皮を模索していた明治初年。言葉の統一もまた国家の一大事だった。この作品は全国統一話し言葉の制定を命じられ、業ならずして狂い死にした。文部役人の苦悶の後うぃたどった。
風土に根付いた言葉が、いかに一個人のこざかしい知恵などの及ばない難物かを物語り、言葉の名手であるこの作者らしい、笑いと批評の言ったとなった傑作である。
 作業な失敗の繰り返しでも、舞台が暗くならないのは台本の正確はもちろん。佐藤B作のおかしみと愛嬌のある演技によるところが大きい。

國語元年はずいぶん前に読んだからおぼろげにしか覚えていなかったので、新鮮に見ることができた。

やはり井上ひさしの作品な面白い。
しかも風刺しや批判があってただ面白いだけではない。
これだけの方言や言葉を駆使しての作品を書いた井上ひさしと言う人はすごい人だ。言語によほど精通していなければ書けない。
劇中歌の小学生唱歌が今では絶滅した歌ばかりで劇を更に盛り上げる。休憩をはさんで3時間だが夢中で見てしまった。飽きさせない。

だけど。やっぱり、仕事帰りの後の3時間は疲れたな。空腹と疲れで見終わったときは面白かったけど。ぐったり〜〜

2005/05/19
ゴッホ展

検診帰り、エイッと行ってきました。
検診が終わり急いで東京駅に・・・丸の内南口から送迎バスがでていました。その日は月曜日、しかも閉館間近と言うのに大勢の人が居ました。土日の混雑ぶりが偲ばれます。
ゴッホの作品展は2回目ですが、今回はゴッホにゆかりの画家の作品やゴッホ自身の収集品や愛読していた本などゴッホという人に迫るゴッホ展でした。
特に興味深かったのはゴッホがモデルに使った実物の日本画とゴッホの描いた絵とを展示したコーナーでした。
それからゴッホはミレーなど他の画家の作品をたくさん模写していました。構図は同じですがそれはもうゴッホの絵になっていてこれもたいへん興味深いものでした。

ゴッホのバス。歩きながら撮ったからちょっとぶれちゃったけど^^。 

2005/01/30
北の零年

北海道に住んだことのある人の感想
北海道の冬はそんなもんじゃない。甘い!

多数派の感想
前半はまあよかったけど、後半はちょっと納得できないところあり・・・。

私。理屈抜きで楽しもう。でもやっぱり最後は無理矢理だったな・・・


吉永小百合はスキテだった。品があって理知的で 

豊川悦司がすてきだったな〜。渡辺謙があの役か〜〜 

2005/05/03
ルーブル美術館展

横浜美術家でリーブル美術館展をしていました。

アングルの「泉」に再会した。
すごく前に見て。この絵の前でずっと立ち止まってしまったのを思い出しました。
また見れるなんて感激でした。
ピコの「アモールとプシュケ」もよかったな。

月曜日なのに20分待ちでした。きっと土日は混むんでしょうね。
今日見れてよかった。^^

2005/04/30

仕事の帰り佐野洋子の絵本の原画を見てきました。
「100万回生きたねこ」と「おじさんのかさ」が大好きです。
原画は絵本よりずっと淡い色合いでした。
やっぱり原画は良いですね。
大好きなお話の原画が見れて幸せでした。
仕事帰りなのに満たされた気分でかえりました。

〈原画展示作品〉
  ●『おじさんのかさ』(講談社刊)
  ●『わたしのぼうし』(ポプラ社刊)
  ●『100万回生きたねこ』(講談社刊)
  ●『空とぶライオン』(講談社刊)
  ●『だってだってのおばあさん』(フレーベル館刊)
  ●『ねえ とうさん』(小学館刊)


100万回生きたねこ
猫は色んな猫でした。ある時はサーカスの猫。ある時は泥棒の猫。ある時はお婆さんの猫でした。ある時は・・・みんな猫を愛していたので猫が死んだときはとても悲しみました。でも猫はみんな大嫌いでした。死ぬのなんてちっとも怖くありませんでした。

ある時猫は野良猫でした。誰の猫でもありませんでした。猫は自分が大好きでした。自分に見向きもしない美しい白猫に出会いました。猫は自分よりも白いメス猫が好きなくらいでした。
子猫が生まれ猫は白猫とずっとずっと生きていたいと初めて思いました。

白猫は年をとりました。お婆さんになって死にました。猫は白猫の側で100万回泣きました。そしてある日動かなくなりました。猫はもう生き返りませんでした。


おじさんのかさ
おじさんは立派な傘をもています。とても大事にしているので雨に濡らさないように、雨が降ってきたら濡れないように抱えてかえりました。雨の日は出かけません。だって傘が濡れてまうから。ところがある日、ベンチで座っていると雨が急に降ってきました。
・・・
・・・

雨が降ったらピチャンチャン 雨が降ったらポンポロロン〜♪

大好きなお話です。^^

2005/04/01
オペラ座の怪人

月曜日の夕方、ちょっとだけ仕事を早引きして映画館に。小走りに走って何とか予告でぎりぎりセーフ
月曜日でしかも小雨。映画館はガラガラ。
好きな席に座って前に邪魔な頭もなく(笑)
ゆっくりと見ることが出来ました。
素晴らしい歌声、劇場、衣装にしばし異次元にワープ
帰ってさっそくCDを聞いて余韻に浸ってました。

2005/03/21
 MUCHA

アールヌーヴォーの展示の一角にミュシャの絵が数枚ありました。
その絵の優雅さに見とれて暫くその絵の前に居ました。作者を見るとミュシャとありました。もっと他の作品も見たいとず〜〜〜と思っていました。
ミュシャ展があると聞いてどうしても行こうと心に決めました。
そしてやっと見ることが出来ました。
沢山の作品に触れミュシャの生き方にも触れ堪能して帰って来ました。

図録を見て余韻を楽しんだり、模写してみたりしています。←ちょっとずうずうしい行為かも知れないけど。

2005/03/12
冬物語

●スタッフ
原作=W.シェイクスピア/演出=平幹二郎

●キャスト
出演=平幹二郎,佐古正人,前田美波里

■物語
シチリア王リオンティーズとボヘミア王ポリクシニーズは幼い頃からの無二の親友であった。彼らはお互いの国を行き来し、親交をあたためてきた。
そして今、リオンティーズの宮殿にポリクシニーズが滞在し、9ヶ月が過ぎようとしていた。
これ以上国を空けてはいられないというポリクシニーズをリオンティーズは強引に引き留めようとする。
なかなか応じないポリクシニーズに業を煮やした王は、王妃のハーマイオニに説得を頼む。はじめは固辞するポリクシニーズだったが、ハーマイオニの熱意に動かされ、ついに逗留を決める。
しかし、喜ぶはずのリオンティーズの内に突然暗雲が立ちこめる。ポリクシニーズとハーマイオニが顔を寄せあって話し合う姿は、まるで恋人同士のようにみえたのだ。
“あのむつまじさは異常だ。
二人はもしかしてこの9ヶ月の問に愛をはぐくんでいたに違いない。
ハーマイオニは臨月の身体―もしかして彼の子を宿したのでは!?
リオンティーズの内に沸き起こった疑念は二人への嫉妬へと発展し、恐ろしい決断を実行に移すことになる…。
そして16年後、奇蹟的な結末が…。



一番印象に残ったのはジプシー女の役で踊った前田美波の足。
素晴らしかった。すらりとして長くて綺麗でうっとりと足ばっかり見てた。
後で聞いたら他の人もそうだったって。(笑)

劇場の音響が悪かったせいか台詞が早口のせいか始めの方はほとんど聞き取れなかった。
これはいったい何だってろう?って思ってしまった。
でも前半の半ばくらいから聞き取れるようになった。
前田美波里の王妃ハーマイオニの娘のパーディタ王女の役があまりにも似なくて(体型が)ちょっと釣り合わない感じが〜〜。
前田美波里の王妃役は凛として素敵だったけど。

よこしまな嫉妬は身を滅ぼすてことだね〜〜♪

2005/01/29
月夜の道化師

月夜の道化師  文学座

作 : 渡辺えり子 
演出 : 鵜山 仁 

春はアルツハイマーで、正気と狂気の世界を行き来している春を巡って戦時中のそれぞれの思いがよみがえる。
そして、今も戦争を引きずっている人たち。

青児の双子の兄光児が自分の代わりに戦死してしまった事への負い目、光治の妻になってしまった春への捨てきれぬ思い。生徒に特攻を勧め自責の念から自殺してしまった父親。

また、そのような時代がひたひたと押し寄せてきている気配を感じる。
同じ過ちを繰り返していまうのだろうか?

2005/01/23
 ターミナル

9ヶ月間、言葉の分からない空港で足止めされた男。
1ヶ月目−仕事をみつけ
2ヶ月目−友人を作り
3ヶ月目−恋に落ちた
そして、
9ヶ月目−NYに来た理由が明かされる

太目のトムハンクスってなんかな〜〜〜
コメディとして見ればいいのかも知れない。なんか感動とかそう言うの期待するとがっかりだな。
感想としてはもう少しだったな。

2005/01/08
 アンサンブル・プラネタ

http://www.pcmusic.jp/ensembleplaneta/disco/index.html

クラシックのアカペラのグループのコンサートに行って来ました。
女性5人のグループですが人はこんなに綺麗な声が出る者なのかと思いました。
転がるような声で、本当に癒し系の音楽でした。
みんな音楽大学で学んだ人たちだけあって、声が伸びやかでとても心地よく響きました。

上のURLで視聴できるので是非聞いてみてください。言葉ではうまく伝えられません。^^

2005/01/08
金子みすヾ展 松屋

みずヾが弟に託した3冊の詩の手帳やみすヾの実物の写真、写真で着ていた着物の遺品などを直に見ることが出来ました。
みずヾの生まれ育った仙崎や下関の写真や、約70編の童謡を自筆(あの3冊のノートの拡大コピー)で紹介してありました。

金子みずヾの詩は今までも読んでいましたが直筆の詩を読むのはまた感慨深いものでした。読んだことのない詩もあってじっくりと読みました。

もう一度みすヾ薄幸とその感性を思いました。
 
『海とかもめ』
海は青いと思ってた、
かもめは白いと思ってた。

だのに、今見る、この海も、
かもめのはねも、ねずみ色。

みんな知ってると思ってた、
だけどもそれはうそでした。

空は青いと知ってます、
雪は白いと知ってます。

みんな見てます知ってます、
けれでもそれもうそかしら。

2007年8月31日(金)
ハウルの動く城

http://www.howl-movie.com/
見たかったのですが、今日やっと見れました。
混んでいるかと思ったらガラガラでした。意外・・・
なんか「ラピタ」とか「風の谷のナウシカ」とか「千と千尋の神隠し」とかとかをミックスしたような感じだったな。最後がなんかな〜〜〜
でも、楽しんできました〜^^。

2004/12/07
ぺぎー葉山ショー

招待券をもらって急に出かけました。
昼間は鎌倉をハイキングしてコンサートに
椅子に座って快い歌声〜
目が 目が
でも耳はチャンと聞きました。
遠目には皺一つなく美しかったのですが・・・・
そばで見たらやっぱりそれなり・・でした。
でも声は若々しかったです。ペギー葉山は、今PCメールにはまってるそうです。
コンサートにいらした皆さん私のHPからメールくださいねって言ってた。
お客さんの年齢層から見て、あの中から何人の人がそれに答えたんだろう?(笑)
私もちょっとメールしてみようかなって思ったけど。まだしてない。
HPはちょこっとのぞきましたけど・・・・。
写真はコンサート終了後に玄関にでてきたのを携帯でパチリでした。

2004/11/30
いのち ぼうにふろう 物語り

無名塾
原作 山本周五郎

山本周五郎「深川安楽亭」を題材に、故・宮崎恭子(隆巴)が戯曲化した作品。見知らぬ若者達のために我が身を捨てて立ち上がる無頼漢。現代、混迷する世代の人々に、いかに生きるかを問いかけた人間讃歌の物語。

親方、俺こいつに命くれてやってもいいぜ・・・

 わざわざ「能登演劇堂」まで見に行った人も居ます。
私は幸いすぐ近くの劇場で見ることができました。
う〜〜んって感じかなか。
他人の命を守るために自分の命を捨てるって・・・
どうなんだろう?
しかも初対面の人の恋人の身請けのため。その金づくりに危険な仕事を引き受けて全滅。
目的ができればどんな荒くれでも団結する。そして人のために自分の命をかける。
ブッシュもイラクと言う敵を作って団結させアメリカ兵は命をかける。
自分の命をかけて戦うって、そんなに良いことなんだろうか。
この演劇見て涙が止まらなかったって言う人も居たけど。私は涙は出なかった。何か納得できない物があったな。 

2004/10/23
みなんさん、さようなら

■監督:ドゥニ・アルカン
■出演:レミ・ジラール、ステファン・ルソー
     マリー=ジョゼ・クローズ

最後の時を家族と友達に囲まれて過ごす。
ラストソングの歌詞がよかった。
アルディが歌う「友情」
http://www.comstock.co.jp/nowplaying/lesinvasionsbarbares/

2004/10/16
 ヴァン・ヘルシング

内容的にはどうってことないけど。
ああいうのは面白い。何にも考えないでただ楽しんだ。深く考えたらみていられないかも・・・(笑)

2004/10/13
誰も知らない

http://www.daremoshiranai.com/

何か、目を伏せて見ないようにしていたものを見てしまったような・・・
自分のことを考えずには居られなくされたような・・・
現実にあった話をモデルにしているそうです。

『・・・・翌朝になると母の姿は消えていて、代わりに20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」と明に宛てたメモが残されていた。

この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの"漂流生活"が始まった―――。』

2004/10/05
ポーラ美術館

子どもの世界というテーマでした。藤田嗣治やピカソやルノアールモネなどが描いた子どもの主題の絵が集められていました。その中でも圧巻だったのは藤田嗣治の「小さな職人達」でした。

別の展示室にはガレの作品もありました。サントリー美術館は作品はたくさんありましたが照明が悪くてガラスの美しさがまるで生きていませんでした。
でもここは光のあて方がよくてサントリー美術館と同じ作品も展示してありましたがまるで別の作品に見えました。
ガラスの作品は光が命だとつくづく思いました。サントリー美術館のあの多くのガレの作品があのように展示されていたのが残念でたまりません。あの作品をこういう光の中で見てみたかった・・・。

http://www.polamuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

コレクションが見られます。これも素晴らしい作品ばかりです。
http://www.polamuseum.or.jp/collection/collection2.html


ゴッホ:「あざみの花」 ルソー:「異国風景」 モジリィアーニ:「ルニアチェホスカの肖像」 シャガール 平山郁夫:「イラン高原を行く」 岸田劉生「麗子像」とかまだまだ他にもあって盛りだくさんです。 

2004/09/26
 珠玉の近代絵画展

見てきました。


『岡田文化財団は、三重県における芸術・文化の発展と振興を目的として、1980年に設立されま した。日本および西洋絵画などの作品収集をその活動のひとつとし、これまで400点にも及ぶ作 品を三重県立美術館に寄贈しています。本展覧会は、岡田文化財団が設立以来収集し、現在三重県立美術館のコレクションとなっている作品約200点をご紹介するものです。西洋の絵画では、印象派の画家モネによる風景画やルノワールの女性像、幻想的なシャガールの油彩画や版画など、 巨匠たちの傑作が一堂に会します。
 また、日本の作品では、梅原龍三郎や藤島武二らの油彩による風景画をはじめ、京都の日本画 壇を代表する宇田荻邨の下絵は本画をしのぐ表現力をもつものです。そして夭折の画家として今 もなお人気の高い村山槐多と関根正二が遺したスケッチや詩稿などは、貴重な作品といえるでしょう。
西洋と日本の画家たちが競演する多彩なコレクションをどうぞお楽しみください。』

ちょうど同じ階でマイセンの展示販売会をしていました。
もうもう素晴らしい物ばかりで、絵画展よりマイセンの焼き物の方が感激して印象に残りました。
すごく小さいのならって値札を見ると卵くらいの大きさの物でも10万円以上おさら一枚でも100万円近い。壺とか置物なんて何百マン。素敵だけどとても手がでない。
箱根のマイセン美術館もすごかったけど。こっちの方がその何倍もすごいマイセンが並んでいました。
うっとり〜〜〜うっとり〜〜〜眺めました。
あれだけ高価なマイセンを一度に見られて幸せ〜〜。あまりに高価すぎて買おうなんぞとは思わず鑑賞に浸りました。

絵画展に行ったけど。マイセンの焼き物を見れた方が嬉しかった。アハハ〜

2004/09/05
華氏911

痛快なブッシュ批判

舞台裏を見たよう。

2004/09/05
スパイダーマン

やっぱり好きだな〜〜。
痛快〜♪
おもしろかった〜〜。

2004/08/08
キング・アーサー

う〜〜〜ん。
何か話がすっきりしなかったな〜。
続くのかな?

2004/08/08
ハリーポッター

大きくなったポッター君良かったな。

本の中見忘れてたから映画見て思い出しました。^^

2004/07/31
井上 ひさし

井上ひさしの講演会を聞く機会を得ました。

子ども時代の話も聞けて親しみを感じました。
途中から家で考えてきた構想と離れてしまったとのことで
色々話が広がり、年金問題の事で役所でのやりとりとか興味深い話が聞けました。
年金制度はネズミ講と同じではないかと。最初の人はいいがそのうちに破綻すると10年以上も前に役所で大激論したとか・・・・
近くで聞きたくて前の席を取りました。(笑)
写真も撮っちゃいました。

2004/06/29
トロイ

誇り高く傲慢なアキレスのブラッド・ピットはよかなったな・・・・

それだけ?
うん。

2004年5月30日
画家のアトリエ

今日。絵を見に行ってきて映画はあれで良かったんだとわかった。

今日フェルメールの絵を見て、帰りの電車で本「謎解きフェルメール」を読みながらかえりました。

その時のパトロンを見つけることの難しかった社会情勢。王侯貴族や教会は没落しもはやパトロンとして望めず、裕福な市民階層が絵画を購入する時代だった。
画家にとっては経済的には苦しい時代だった。描きたい絵ではなくパトロンの望む絵を絵を描くのが必須だった。

今までの絵画の主役だった歴史画や物語画ではなくて、市民の日常生活を描いた小ぶりの絵や風俗画を書かなければいけない時代だったんだ。

それから奥さんとの関係。義理の母との関係なるほど〜〜〜と映画の意味が分かった。彼の絵の描き方も。光の取り入れ方。フェルメールの絵は30点しか残っていないけれど窓からの光で描いている人物画が多い。

映画では「真珠の耳飾りの少女」はグリートをモデルに絵を描いたことになってるけど、どうも特定の人物ではなさそうだ。

あの映画はフェルメールを取り囲む情況がとても忠実に描かれていたことが分かった。
情況もすべて含めてあれがフェルメールだったんだ

この絵はフェルメールが最後まで自分の手元に残した絵です。
第2次世界大戦の時はあのヒットラーが手に入れて、終戦後にウイーン美術史美術館に返還されたのだそうです。
実に緻密で、アトリエの絵に描かれた品々がフェルメールを象徴しています。 

2004/05/30
真珠の耳飾りの少女

心まで描くの・・・。フェルメールの名画に封じ込まれた至高の愛の物語。

1665年、オランダ。天才画家フェルメールの家に使用人としてやってきた少女グリート。下働きに追われる中、色彩における天賦の才をフェルメールに見出されたグリートは、やがて弟子となりモデルとなり、画家に想像力を与えるようになる。主人と使用人としての距離を保ちつつも、次第にお互いが本能で理解しあえる運命の相手だと気づく二人。許されぬ恋。・・・・・

すごい純な映画でした。予告とイメージ違って、もっとフェルメールのこと知りたかったのでその期待ははずれました。

後はフェルメールの絵を直接見るしかないかな。

2004/05/30
パッション

【監督メル・ギブソンが12年もの構想歳月を費やし、ラテン語とアラム語で脚本を手がけ、アメリカ公開はなんと英語字幕で上映という。】


【イエス・キリストの最後の12時間。想像を絶する痛み、恐ろしい苦しみの後の、奇跡の復活。
「パッション」とはキリストの「受難」】



生々しく衝撃の映画でした。タオルを握りしめてみました。
この映画を見る前に聖書を一応読んであって良かったと思いました。
聖書を知っていると言うことを前提に描かれている映画だと思います。
アブダラのマリアのこととか。最後の晩餐だとか、捕らわれる夜に神や預言者とイエスが対話するところとか、色んな大切な事が、ちょっとした一部の場面しか出していなかった。ユダの裏切りの事も。あ〜あれだと思いながら見たけれど、聖書を全然読んでない人
に分かるのかな?それなりには分かると思うけど。大切なところを感じとることが出来ないだろうなと思いました。

ジャンヌダルクの映画の時も聖書を読んでないと最後のジャンヌの自問のところが分からないのではと思いました。私はそこをとても意味深く大切なところだと見ましたが、聖書をまったく読んでない友だちはそこが一番つまらなくてない方が良かったと言いました。

感想はすごくあります。思ったことも。でも、書ききれないし、中途半端になるので今はやめときます。後でどっかに書くかな(笑)・・・


字幕は英語と日本語と両方ついていました。こういうのも初めてだった。

もう一度聖書読み直してみたくなりました。と言っても私は無宗教・・・

2004/05/17
 De ja vu (どこかで見たかもしれない風景) 

今日は朝は「愛燦燦」
午後は「悲しき雨音」聞いてました。

赤いスーツがお似合いでした。
もっとお話聞きたかったな。
琵琶のこととか色々・・・・